プレスリリース

2008年12月10日

環境配慮型ショッピングバッグの二酸化炭素削減量に関する訂正のお知らせ

 ユニクロをはじめとする弊社グループ企業各社の各店舗にて、2007年12月下旬から導入を推進しておりました「環境配慮型ショッピングバッグ」の二酸化炭素削減量に関しまして、訂正がございますのでお知らせいたします。

 このショッピングバッグは、環境調和型溶媒である次世代型添加剤「ナノハイブリッドカプセル2」を3%添加することで

  (1) 強度の向上に伴いポリエチレン使用量を削減
               ⇒ 約20%の二酸化炭素排出量を削減し
  (2) 燃焼時に可熱性物質と酸素の結合を抑制
               ⇒ 約40%の二酸化炭素排出量を削減する

上記(1)と(2)の効果を合わせ、従来型のショッピングバッグと比較して、燃焼時の二酸化炭素排出量を約60%削減すると2007年11月27日に公表し、同年12月下旬から国内・海外ユニクロ(※1)各店舗およびその他のグループ企業(※2)各店舗への導入を推進していたものです。
 上記(2)の数値は、公的検査機関(※3)および民間による燃焼ガス検査にて確認しておりましたが、弊社としては、一般的なごみ焼却炉により近い燃焼環境で検査を実施する民間の検査結果を元に公表を行いました。

 しかしながら、現在各店舗で使用中のショッピングバッグについて燃焼ガス検査を行ったところ、本年11月の公的検査機関での結果では、上記(2)に記した数値を完全に得ることができていないことが確認されました。弊社は民間の検査結果に立脚して参りましたが、今般、公的検査機関の検査結果にも立脚すべきであると考え、上記の事実をお知らせいたします。検査方法や検査環境によっては、安定的かつ継続的な二酸化炭素の削減効果をデータによって証明できていないという状況です。
 尚、当ショッピングバッグは、ポリエチレン使用量を従来型より20%削減して製造しておりますので、上記(1)に記した二酸化炭素排出量削減効果が変わることはございません。

 ※1:海外ユニクロ       : 香港および韓国
 ※2:その他のグループ企業 : GOVリテイリング(ジーユー、ビュー)
 ※3:公的検査機関       : 財団法人 化学技術戦略推進機構
                               高分子試験・評価センター

以上