2010年09月01日
2010年3月~8月 ユニクロの全商品リサイクル活動結果報告
2010年3月の通年回収の開始から6ヶ月
262万点の回収数量となり、早くも2009年の年間回収数量を上回りました
お客様よりお届けいただいた多くの善意を難民・避難民キャンプへ寄贈してまいります
株式会社ユニクロは、CSR活動の一環として、ユニクロでご購入され、その後不要となった全ての衣料をお客様よりお預かりし、リサイクル、リユースをする活動を行ってまいりました。2006年9月よりスタートし、毎年3月、9月の年2回の回収を実施(2009年より6月も追加)。2010年3月からは、通年回収を開始し、6ヶ月の回収数量は262万点となりました。
2010年は、回収した衣料の内146万点を5カ国の難民・避難民キャンプへ寄贈することが決定しております。なかでもカザフスタン、タジキスタンは今回が初めての寄贈で、お客様からの"ご協力、ご支援の輪"が、着実に難民・避難民の方々の"笑顔の輪"へとつながっています。
■全商品リサイクル活動実施概要
ユニクロは、2001年9月より自社で販売したフリース商品の回収、リサイクルを行なってきました。2006年9月より、回収・リサイクルの対象をユニクロの全商品に拡大。以降毎年3月と9月(2009年より6月も追加)に回収を実施。2010年3月からは、約3000万人以上と言われる世界の難民・避難民全ての方に、少しでも早く、少しでも多くの衣料をお届けするため、年間を通してこの活動を実施してまいりました。
2010年3月から8月の回収数量は約2,624,420点となり、2009年の年間回収数量約262万点を半年で上回る結果となりました。
■回収衣料の約80~90%は、難民・避難民支援や災害支援等の救援衣料としてリユースに
これまでお客様からお預かりした衣料は、エネルギー資源や工業用繊維へとリサイクルするとともに、約80~90%の衣類をリユースし、難民・避難民支援や災害支援等の救援衣料として活用しております。
ユニクロでは、今後も衣類とともにお客様の善意も直接お届けすることができればと考えております。
■広がる支援活動
難民・避難民支援では、支援を行なう各団体・機関(※)のご協力のもと、ユニクロのスタッフがアジアやアフリカの難民キャンプに直接訪問して、救援衣料を寄贈してきました。2010年8月には、初めてカザフスタン共和国の難民へ衣類をお届けしてまいりました。カザフスタン共和国の冬は気温が-20度を下回る厳しい環境であり、越冬には冬物衣料が不可欠なため、今回の支援はフリースやエアテックなどの防寒衣料が中心となりました。今後も、アジアやアフリカのみならず、中央アジアへも支援を拡大し、お客様からいただいた善意をお届けしてまいります。
※難民キャンプ寄贈にご協力を頂いている 国際機関・NGO
・国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)
・NPO法人日本救援衣料センター(JRCC)
・家族計画国際協力財団(JOICFP)
・全商品リサイクル活動に関する詳細はこちら
http://www.fastretailing.com/jp/csr/environment/recycle.html