2011年09月21日
ソマリア飢饉への支援について
この度、株式会社ファーストリテイリングは、グローバルパートナーシップを結んでいるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じ、ソマリアの飢饉に対し、ファーストリテイリンググループより100万ドル、柳井正代表取締役会長兼社長から個人として100万ドルの、計200万ドルを寄付する旨決定しました。 また、同社の全商品リサイクル活動の一環として、ケニアに避難しているソマリア難民へ約100万着の衣料支援を行う計画も合わせて発表しました。
寄付金の200万ドルは、栄養失調の子どもへの治療用特別栄養補助食品セットを現地に届けるのをはじめ、今回のソマリアおよび周辺国の危機に対応したUNHCRの緊急人道支援のために活用される予定です。
ソマリアは、過去60年で最悪の干ばつに見舞われています。干ばつ以外にも、紛争、人権侵害なども発生しており、国連の発表では飢餓レベルの5段階中、最悪の飢饉(第5段階)となっています(第5段階とは、1万人のうち大人2人以上、または子ども4人以上が毎日死亡している状態をいいます)。
UNHCRのヨハン・セルス駐日代表は、「今回の株式会社ファーストリテイリング並びに柳井正氏によるケニアやエチオピアに逃れた干ばつや紛争の被災者への寛大かつ生命を守る支援に対し、心から感謝します」と述べています。 UNHCRと株式会社ファーストリテイリングは2011年にグローバルパートナーシップを締結しており、今回の支援はファーストリテイリング並びに柳井正氏によるUNHCRの難民保護活動に対し、一度に行われるものとしては過去最高額になります。
また、ファーストリテイリンググループでは、今までに世界22ヵ国の難民や避難民、災害被災者への支援として、同社の全商品リサイクルから423万着の服を届けています。
ファーストリテイリンググループでは、グループ企業理念の中にある「高い倫理観を持った地球市民として行動します」という行動規範のもと、今後も支援活動を積極的に行うことにしています。