プレスリリース

2014年02月25日

全綿花生産量1パーセント未満の高品質SUPIMA™ COTTONを使用した商品を誰もがお求めしやすい価格でお届けします

原綿の調達方法を見直し、量、質、価格の安定を実現

ユニクロは、これまで、高品質なSUPIMA™ COTTON(スーピマコットン)を紡績メーカーや生地メーカーから仕入れ、“プレミアムコットンシリーズ”としてカットソーやインナーをリーズナブルな価格で販売してまいりました。そして昨年、ユニクロは新たな試みとして、全米最大級の生産農家と直接契約を締結。その結果、当社が年間に必要とするSUPIMA COTTONの約60パーセントを、複数年にわたり安定的に調達することが可能となり、原綿の価格変動に影響されることなく、リーズナブルな価格で高品質な商品をお客様にお届けできるようになりました。

2014年春夏シーズンでは、SUPIMA COTTON商品を使用したバリエーションを約150品番にまで拡大。これまでのTシャツやニットに加え、新商品としてSUPIMA COTTON 100パーセントのウィメンズインナーや、RELACO(リラコ)、そしてメンズルームウエアをラインアップ。吸放湿性にも優れたSUPIMA COTTONを春夏シーズン向けに幅広いバリエーションをご用意し、素材そのもの特長を活かした服作りで、上質な肌触りの着心地をお客様にお届けします。ユニクロは、お客様の日常生活に最も身近なコットンだからこそ素材の調達方法にこだわり、最高品質の服をより多くのお客様にお楽しみいただきたいと考えています。

SUPIMA COTTONについて
SUPIMA COTTONとは、柔らかな肌触りと発色に優れたアメリカ産超長繊維綿で、全綿花生産量1パーセント未満しか採れない大変希少性の高いコットンです。天候の影響を受けやすく栽培に多くの労力を要するSUPIMA COTTONは、アメリカ国内でも非常に限られた地域でしか栽培されていない品種です。この度契約した生産農家は、独自の品質管理水準を定め、原綿の収穫からシッピングに至るあらゆる工程に厳格な生産管理を構築し、高品質なSUPIMA COTTONを生産している米国スーピマ協会傘下の農家です。

デザインディテールにもこだわり、アップデート
また、デザイン面も細部にわたりアップデートしました。同じSUPIMA COTTONを使用した商品であっても、カットソー、パーカ、ニット、インナーとそれぞれの服の役割に応じ、肌触りに影響する糸の細さを微妙に変え、首周りのあき具合や、袖、着丈の長さなどを細かく見直しました。また、SUPIMA COTTONの発色の良さを活かし、カラーリングも今春トレンドのパステルカラーを中心にラインナップ。昨年までの明るめのカラーリングを見直し、肌馴染みの良いカラーをセレクトしています。

<米国SUPIMA協会会長 ジェシー・カーリー氏コメント>
SUPIMA協会をはじめSUPIMA COTTONに関わる全員が、ユニクロというパートナーに出会えた事を嬉しく思っています。私達のスーピマは他のコットンと比べ高価格帯ですが、そのような高品質なスーピマを、世界中のお客様にも広くご購入いただけるリーズナブルな価格でお届けできることは、これまで誰も実現できなかったことであり、私達にとっても非常に喜ばしい事です。今後もユニクロの服を通じて、世界中のお客様にSUPIMA COTTONの素材の素晴らしさを実感していただけることを願っています。

<株式会社ファーストリテイリング グループ上席執行役員 國井圭浩コメント>
ユニクロの生産ミッションは、「お客様に最高品質を安定的にお届けすること」です。そのために、原料、紡績、染色といったあらゆる過程で、常に最高品質を目指し取り組んでいます。この度、全綿花生産量の1パーセント未満しか収穫されないSUPIMA COTTONを、素材調達の源流にまでさかのぼり見直すことで、量、質、価格のすべてにおいて安定した調達が可能となりました。SUPIMA COTTONは、非常に肌触りがよく、また、繊維長が長いため発色が良いのが特長です。これから迎える春夏シーズンに、是非上質な肌触りと、肌馴染みの良いパステルカラーを基調としたSUPIMA COTTONならではの着心地をお楽しみください。

毎日でも着られる上質カジュアルウエアTシャツ

無駄なディテールを極限にまで削ぎ落とし、上質感のあるデザインとカラーリングに仕上げています。水を通したような透明感のある、肌馴染みのよいカラートーンをラインアップしています。メンズのSUPIMA COTTON Tシャツは、首周りのあき具合を見直しました。クルーネックタイプは、つまり過ぎず程よいあき具合のネックラインがカジュアルな印象を与え、Vネックタイプは、先端に向け少し丸みを帯びた形で、適度な深さが上品な印象を与えてくれます。クルー、Vネック共に首周りのあき具合は、世界中の多様な人の好みに合う形や深さをリサーチし見直しています。

毎日でも着られる上質カジュアルウエアTシャツ

ウィメンズTシャツ(長袖・七分袖)は、より女性らしくフィット感を考慮したシルエットに改善しています。ウエスト周りを約3~4センチメートル細くし、着用時に細く美しく見えるようしています。首周りのあき具合は、1枚で着用しても、ニットなど他の商品と組み合わせて着用した際も、デコルテラインが美しくに見える形に見直しました。長袖ならではの工夫として、重ね着したニットやジャケット、ブルゾンの下から袖口から見えにくい長さに改良しています。一枚で着る機会も多い半袖Tシャツは、身幅と袖口をそれぞれ約2センチメートル、前モデルよりも広げ、体のラインが出過ぎないようなシルエットにしています。

毎日でも着られる上質カジュアルウエアTシャツ

女性の春夏の必需品、「UVカットシリーズ」もSUPIMA COTTONを使用

紫外線の強くなる春夏シーズンは、女性にとって「UV対策」は必要不可欠。毎年多くのお客様から好評をいただいているUVカットカーディガンは、SUPIMA COTTON 100パーセントで作られています。カットソー同様に、発色の良い素材の特性を活かし、女性らしい柔らかさのあるカラーリングに仕上げています。デザインも洗練し、女性らしさを演出する商品が出来上がりました。ユニクロの「UVカットシリーズ」は、紫外線90パーセント  以上をカットします。

UVカットシリーズ

カーディガン以外に、ウィメンズ用UVカットフルジップパーカ(無地/柄)も販売します。紫外線対策のアイテムとして手首までしっかり防げるよう、サムホールを付けました。また、無地のタイプは首回りもスタンドカラーに変更し、しっかり紫外線対策ができるように工夫しました。

UVカットシリーズ

肌に直接触れるインナーだからこそ、上質な肌触りと着心地を追求

ウィメンズインナーとしては、2011年シーズン以来、久々のSUPIMA COTTON 100パーセントの商品を販売します。肌に直接触れるインナーだからこそ、上質な肌触りと着心地を追求。カットソーよりも細糸番手を使用し、しなやかでやわらかい肌触りを実現しています。また、丸胴でサイドに縫い目がないボディを採用しているため、着用時の不快感を軽減します。また、糸の編み方そのもので素材に伸縮性を生み出し、体のしめつけを軽減させたほか、体の動きにフィットするように工夫されています。ウィメンズの首周りは、デコルテがきれいに見えるようなあき具合を追求し、フラットな縫い目でアウターにひびきにくくしてるほか、メンズのVネックはシャツのボタンを開けてもインナーがのぞかないように、深めのVネックラインに設定するなど1枚1枚工夫されています。

インナー

昨年販売を開始した女性のためのステテコ「Relax & Comfort Pants “RELACO(リラコ)”」2型とメンズのルームウエア1型に今シーズンから初めてSUPIMA COTTONが使用されます。

インナー