プレスリリース

2015年02月18日

「全商品リサイクル活動」による難民への衣料支援が1,000万着を突破 UNHCRとのグローバルパートナーシップにより世界37の国と地域に寄贈

株式会社ファーストリテイリングが、グループブランドのユニクロおよびジーユー商品を対象に実施している「全商品リサイクル活動」の一環として、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)との連携により世界の難民・避難民に寄贈した衣料が、このたび1,000万着を突破します。UNHCRを通じた難民への衣料寄贈は、2007年にタイおよびネパールの難民キャンプに計13万着の衣服を届けたことにはじまり、これまでの支援先は37の国と地域にのぼります。1,000万着目の衣料は今年4月、アフリカのウガンダに到着し、UNHCRを通じて現地の難民に届けられる予定です。

2001年にユニクロのフリースを対象に始まったリサイクル活動は、2006年にユニクロ全商品に回収対象を拡大。現在は「全商品リサイクル活動」として、日本を含む世界11の国と地域のユニクロおよびジーユー全店舗で回収を行い、不要になった衣料のリサイクル・リユースを推進しています。店頭でお客さまからお預かりする衣料の約8割はまだ十分に着られる状態であることから、本当に服を必要とする人々への支援として有効活用するため、2007年以降、UNHCRやNGOと協働で寄贈を進めてきました。ファーストリテイリングは2011年6月、アジアの企業としてはじめてUNHCRとグローバルパートナーシップを締結し、難民への衣料支援と国内ユニクロ店舗での難民のインターン受け入れなどを含めた包括的難民支援へと取り組みを発展させています。

UNHCRによると、2013年末現在、世界の難民・避難民は5100万人以上にのぼり、第二次世界大戦以降最大の数となっています。難民の多くは、着の身着のままで住んでいた地域を追われます。こうした状況を受け、ファーストリテイリングは今年から、UNHCRとの連携を一層強化・拡充し、今後UNHCRを通して年間500万着の寄贈を目指していきます。また、この一環として、今年4月から6月にかけて、アフリカへの300万着の衣料支援を目的とした店頭キャンペーンを実施いたします。

ファーストリテイリングは今後も、UNHCRとの連携により、世界の難民・避難民問題の解決に向けた活動に取り組んでまいります。

国連高等難民弁務官事務所(UNHCR) 副高等難民弁務官 アレックス・アレイニコフ氏のコメント:
「ファーストリテイリングとユニクロのUNHCRへの長年のご支援に深く感謝申し上げます。ユニクロとUNHCRはこれまで世界中で避難を強いられた何百万もの人を支援するため協働してきました。UNHCRを代表して、柳井会長、社員の皆様、そしてお客様の寛大なご支援に心より感謝申し上げます。」

「全商品リサイクル活動」について
ファーストリテイリングは2006年から、ユニクロの全商品を対象にリサイクル活動を開始し、現在は日本を含む11の国と地域のユニクロおよびジーユー全店舗で回収を行っています。これまでにUNHCRおよび国際NGOを通じて、ヨルダンのシリア難民キャンプをはじめ、バングラデシュやフィリピン、ケニア、リベリアなどの世界53の国と地域の難民や災害被災者への支援として、1,400万点以上の服を届けてきました(2014年9月末現在)。
全商品リサイクル活動の詳細は、下記のURLをご参照ください。
http://www.fastretailing.com/jp/csr/environment/recycle.html