プレスリリース

2015年03月09日

「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」全国のユニクロ店舗及びオンラインストアで3月26日(木)より商品発売

株式会社ユニクロ(以下、ユニクロ)は、松竹株式会社(以下、松竹)と協業し、日本を代表する伝統芸能である歌舞伎を、服を通じて、現代のポップカルチャーとして世界に発信する「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」を始動しました。本プロジェクトの商品は、パリを皮切りに3月20日(金)より順次世界(※1)で展開されます。日本では、全国のユニクロ店舗(※2)、およびオンラインストアで3月26日(木)に発売します。

本コレクションは、日本の伝統文化を、本物のジャパンポップカルチャーとして体現する為、ユニクロのUTクリエイティブディレクターであるNIGO氏が最適なデザイン、ボディ、素材を考え抜き、歌舞伎の製作・興行を担い、歌舞伎の殿堂・歌舞伎座を運営する松竹と市川猿之助氏監修のもと商品を完成させました。多彩な演目から生まれたユニークな衣裳 デザイン、歌舞伎独特の化粧法である隈取に加えて、プロジェクトアンバサダーである猿之助氏の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」(※3)にまつわる紋や文様など、歌舞伎のアイコニックなモチーフをベースに、UTやSTETECO&RELACO、バンダナ、ストール、トートバックまで、男女共に楽しめる全9種63型を展開します。

中心となるTシャツコレクションでは、本物の衣裳を着る時のような感覚で身に付けてほしいという思いから、歌舞伎の代表的な演目で用いられている衣裳、独特の化粧法である隈取(くまどり)など一つ一つのモチーフや柄を、それぞれに込められた意味や特徴を忠実に再現し、色、素材、ディテールまで考え抜いたデザインに仕上げています。

演目『お祭り(おまつり)』で使われる衣裳を元にしたTシャツでは、猿之助氏を表す紋である「三つ猿」をモチーフに使用しています。実際の衣裳と同じ「首抜き」と言われるデザインで、「三つ猿」の紋の中心をあえて少しずらして施す事で、粋なデザインに仕上げています。『黒塚(くろづか)』のTシャツでは、猿之助氏がみずからの汗と共に布に写しとった隈取をそのまま再現しています。写し取られた化粧を原寸で使用し、隈取の躍動感や、かすれを忠実に表現する為、4色の異なる色を少しずつ重ねる事で、絶妙なかすれ具合を実現させました。その他、『車引(くるまびき)』、『身替座禅(みがわりざぜん)』、『茨木(いばらき)』、『天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)』など歌舞伎の演目に登場する衣裳、文様などを元にした商品も展開します。

本コレクションの発売を記念し、3月26日(木)ユニクロ銀座店オープン時(開店時間:11時)に猿之助氏がお客様をお迎えします。お並び頂いた先着100名様に猿之助氏の隈取を施したオリジナルの手ぬぐいをプレゼントします。
さらに、全国のユニクロ店舗、およびオンラインストアにて、本商品を含めて5,000円以上(税別)お買い上げのお客様に先着で、オリジナル扇子をプレゼントします(※4)。なお、ユニクロ銀座店の12階では、同日より本コレクションの特別フロアを期間限定でオープン致します。また、GINZA KABUKIZA地下2階の「木挽町広場(こびきちょうひろば)」に 期間限定のポップアップストアを出店し、3月26日(木)より本コレクションを販売します。

※1 商品展開国:中国、韓国除く14の国と地域。
※2 店舗によって販売する商品が異なる場合があります。
※3 瀉のつくりは、「わかんむり」。
※4 ユニクロ店舗では、店舗によりご用意する数量が異なります。先着の為、なくなり次第終了します。
   オンラインストアでは、抽選で4000名様にプレゼントします。
   本商品を1点以上ご購入、合計5,000円以上お買い上げにつき1応募となります。

本日より発売告知ムービー公開!
「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」スペシャルサイト:http://ut.uniqlo.com/kabuki

メンズ
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ウィメンズ
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【商品ラインナップ一覧】

商品価格(税別)色数柄数
メンズTシャツ¥1,50016色15柄
ウィメンズTシャツ¥1,50010色9柄
ウィメンズチュニック¥1,5004色4柄
ステテコ¥1,2906色6柄
リラコ¥1,2906色6柄
ミニバック¥9904色4柄
トートバック¥1,5004色4柄
ストール¥1,5005色5柄
バンダナ¥5008色8柄

【商品のデザイン詳細】

演目名歌舞伎衣裳の柄について商品デザインについて
「黒塚(くろづか)」隈取(くまどり) 「黒塚(くろづか)」

隈取は、役柄や感情を強調して表現した歌舞伎独特の化粧法です。おもに紅は正義、藍は邪悪を表し、茶は妖怪などに使われます。この隈取は、歌舞伎舞踊「黒塚」に登場する鬼女のものです。
猿之助氏が実際に演じた際に押隈にしたものをTシャツに図案化しました。
20150309_img2.jpg猿之助氏本人が化粧をした状態から汗と共に布に写しとったものをデザインに落とし込みました。大きさや色合いもリアルに仕上がるよう忠実に表現しています。Tシャツの右下に施した文字は、猿之助氏が実際に写し取った押隈のオリジナルです。
「車引(くるまびき)」松王丸 「菅原伝授手習鑑」車引

「菅原伝授手習鑑」は歌舞伎の三大狂言とされる名作のひとつで、松王丸は主人公である三兄弟のひとりの役名です。今回は、白地に金糸で縁取られた松の刺繍が配されたこの松王丸の衣裳を、Tシャツほかに図案化しました。
20150309_img4.jpg衣裳と同じく、前身頃、後ろ身頃、袖にそれぞれ松の柄を施しました。衣裳の特徴である金糸を表現する為、金ぱく風プリントでデザインしました。
「お祭り(おまつり)」三つ猿紋の首抜き 「お祭り」

浴衣の衿まわりに大きく染められた紋から首が抜け出ているように見えることから、首抜きと呼ばれる柄です。紋は猿之助氏を表す「三つ猿」で、裾に判子のように配された「澤瀉屋」※の屋号も猿之助の家を指しています。歌舞伎では浴衣ですが、今回はTシャツほかに図案化しました。※瀉のつくりは、「わかんむり」
20150309_img6.jpg衣裳と同じく、首抜きのデザイン。「三つ猿」の紋の中心を首回りに施すのではなく、少しずらす事で粋な雰囲気を出しています。 衣裳のデザインを忠実に再現する為、Tシャツの襟周りに落とし込んだ時にも、紋の位置にこだわりました。
「身替座禅
(みがわりざぜん)」
太郎冠者 「身替座禅」

太郎冠者はその家に仕える若い者の筆頭格のこと。「身替座禅」は、浮気を目論む主人とその奥方、主人を助けようとする太郎冠者の滑稽なやりとりが人気の作品です。翁格子柄の着物に五穀豊穣をあらわす図柄の袴、鼓が描かれた肩衣に細帯という太郎冠者の出で立ちをTシャツに図案化しました。
20150309_img8.jpg4色の異なる色を少しづつ重ねることで、着用した状態の写真を忠実に表現しました。絶妙な色が重なり合い、衣裳本来の繊細な色合いを出すよう工夫しました。
「茨木
(いばらき)」
破れ松皮菱柄 「茨木(いばらき)」

松の樹皮の割れに似ていることに由来する「松皮菱」紋が勢いよく破れていることから、破れ松皮菱と呼ばれる柄です。歌舞伎舞踊『茨木』では、大格闘の上、鬼を退治する渡辺綱という武者が着用する衣裳です。
20150309_img10.jpg舞台の躍動感と登場人物の豪胆さに着想を得た柄。松の樹皮が割れた様を表わしています。また稲妻のようにも見える柄の大胆さと勢いを生かしてデザインしています。メンズステテコとウィメンズTシャツ、チュニックで展開。
「天竺徳兵衛新噺
(てんじくとくべえいまようばなし)」
大小三つ猿紋散らし

「三つ猿」紋は三匹の猿が組み合っている姿をあらわしています。大小霰は、薄暗い夜空に薄暗い夜空に大きく小さく霰が降っている様を図案化した柄。猿之助氏をあらわすこの紋を大小の霰模様にあしらいました。
20150309_img12.jpgアンバサダーである猿之助氏を表す紋である「三つ猿」をトートバックにあしらいました。紋の大きさを変化させ、商品に最も合うバランスになるよう工夫しています。