2020年11月11日
ユニクロが中国国際輸入博覧会に初出展
ユニクロは11月5日から10日まで、中国・上海で開催された中国国際輸入博覧会(CIIE)に初めて出展しました。ユニクロのコンセプトであるLifeWearを紹介する展示会としては、ニューヨーク、パリ、ロンドンに続き、中国で初の開催となりました。
展示は「明日のミュージアム」と題し、LifeWearが体現するアートと技術を、消費財の展示では最も広い1,500平方メートルのスペースを使って披露しました。ユニクロの代表的な商品の背後にあるイノベーションや技術、高品質な服を作るための匠の技、サステナビリティへの取り組みを展示したほか、伝説的デザイナーであるジル・サンダー氏とのコラボレーションによる新たな「+J」コレクションを初めて公開しました。
また世界最大のネット通販セール「独身の日」(11月11日)を控え、ユニクロのオンラインとオフラインの融合の取り組みを紹介し、ユニクロのオンラインストアを体験できるエリアを設けました。
ファーストリテイリング グループ執行役員グレーターチャイナマーケティング担当の呉品慧(Jalin Wu)は「ユニクロは、グローバルなイノベーションが一堂に会する輸入博覧会で、LifeWearが体現するアートや技術、革新的な商品やサービスを、中国および全世界の消費者に披露することを通じて、人々の暮らしとライフスタイルの未来像を刷新したいと考えています。ユニクロは、中国の市場と消費者の今後に大きな自信をもっており、地方都市へも市場の拡大を続けていきます」と述べています。
「明日のミュージアム」には、展示を体験し、商品の背景にある技術に触れるため、300以上の国内外のメディアが訪れ、約20万人が来場しました。
あるメディア関係者は「ウルトラライトダウンの背後にある技術の展示や、エアリズムとヒートテックを紹介する実験を通して、さまざまな生活シーンに効率的に、快適に、スタイリッシュに対応できるユニクロの服には、多くの科学とデザインのイノベーションが詰まっていると実感しました」と語りました。
また、ある上海からの来場者は「ユニクロのブースはとても大きくて印象的でした。初出展でこれほどの素晴らしいパフォーマンスを披露したことは驚きに値します。巨大なウルトラライトダウンジャケットも、さまざまな展示物も、熱意と細部へのこだわりが感じられます」と述べました。
主な展示内容
■+J
11月13日に発売する+J 2020秋冬コレクションを、世界で初めて一般公開しました。伝説的なデザイナーであるジル・サンダー氏とのコラボレーションが復活し、彼女のシグネチャーであるモダンなスタイルを、ウィメンズ、メンズともに展開します。
■巨大ウルトラライトダウンジャケット
宙に浮く巨大なウルトラライトダウンジャケットが来場者を出迎えました。実際のユニクロのウルトラライトダウンジャケットは、東レの特殊な高密度ナイロン織物を採用し、生地に特殊加工を施しているため、暖かさと軽さを兼ね備え、コンパクトに折りたたんで持ち運ぶこともできます。
■インナー
エアリズムの機能が湿気や熱気を放出し、衣服内環境を快適に保つことを実験で実証しました。2003年の発売以来、世界中で愛されているヒートテックの発熱・保温技術も紹介しました。
■3Dニット、ブロックテック
ホールガーメント®技術を生かした3Dニットの編み機を中国で初めて公開し、縫い目なく編み上げ、すっきりときれいなシルエットを実現する画期的な技術を紹介しました。ブロックテックも紹介し、防風、防水、透湿機能を備えた高機能ユーティリティアウターの防寒性を実験で実証しました。
■UT
世界各国のポップカルチャーやグラフィックスを取り入れ、着る人の個性を表現するグラフィックTシャツブランド「UT」を展示しました。また、ユニクロの代表的な商品を展示するコーナーでは、こだわりの匠の技、洗練されたカッティングや生地選びからこそ、高品質な商品が生まれることを強調しました。
■サステナビリティ
「服のチカラを、社会のチカラに。」を掲げるユニクロのグローバルで持続可能な開発とイノベーションの取り組みも展示しました。ジーンズの生産工程で使う水を大幅に減らす「BlueCycle(ブルーサイクル)」の技術を世界で初めて披露しました。
■「明日のミュージアム」展示写真
1) 展示ホールの全景
2) 展示エリアの写真