プレスリリース

2021年11月11日

スウェーデン代表選手団に冬季大会用公式ウェアを提供 寒暖差に対応するレイヤリングを備えた次世代のLifeWear トップアスリート21名からなる新チームブランドアンバサダーを結成

 ユニクロは、 2022年2月から中国で開催予定の世界的スポーツ大会において、スウェーデン選手団が大会期間中に着用する公式ウェアを提供します。冬の寒暖差が大きい天候の中でも、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるようデザインされ、競技のときだけでなく、セレモニーやトレーニング、移動中や休息時などあらゆるシーンで選手が快適に過ごせるようサポートするLifeWearコレクションです。
 また、ユニクロは、この大会に向け、スウェーデンのトップアスリート計21名によるチームブランドアンバサダー「ユニクロ チーム スウェーデン(UNIQLO TEAM SWEDEN)」を新たに結成しました。

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 今回、選手団に提供する公式ウェアは、スウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会、そして選手一人ひとりの声を聞き、寒暖差が大きい大会の会場において最高のパフォーマンスを維持できるように開発されています。クオリティ、イノベーション、サステナビリティを追求したコレクションは、シンプルで上質、そして快適さと機能美を兼ね備え、服を通して人々の暮らしと社会をより良くするというLifeWearのコンセプトを体現しています。

■クオリティ(高品質)
 冬の会場の気候をリサーチするとともに、極寒地でのモニターテストを繰り返し行い、アウター、ミドラー、ベースレイヤーの重ね着(レイヤリング)を可能にするラインナップを揃えました。天候や運動量に応じて脱ぎ着ができる仕様を施し、体温調節がしやすい快適で着心地の良いウェアに仕上げています。また、車いす競技の選手と一緒に、特別仕様のジャケットとパンツを開発。着用時の腹部まわりの服のもたつきを解消するため、人間工学に沿ってフィットを改善したハイブリッドジャケットや、腰まわりを工夫し簡単に着脱できる仕様を施したシェルパンツを提供します。

■イノベーション(革新性)
 選手や委員会メンバーからのフィードバック、そしてパートナー企業との協業やユニクロ有明本部内に設置されている「服の基礎研究所/ラボ(人工気象室)」での機能検証により、あらゆる環境下において、選手が快適に過ごすことができる新素材を開発しました。ハイブリッドジャケットは、新技術を採用し、隙間部分に空気を保持し防寒するダウンポケットと、通気性の高いダブルラッセルメッシュ素材を背面に使用することで、極寒地でも選手を暖かく保ちながら、汗によるムレも軽減。さらに、トレーニングや移動時に着用するシャツとソフトシェルジャケットには、脇や背中など汗をかきやすい部分に通気孔を施し、ムレにくい仕様にしています。肌面の起毛素材で暖かさを保ちながら、ドライ機能で快適に過ごせるインナーシャツやタイツにも新素材を使用しました。

■サステナビリティ(持続可能性)
 提供する公式ウェアの約7割には、回収したペットボトルを使用したリサイクル素材を使用。また、ライトダウンジャケットは、回収したリサイクルダウンとフェザーを100%活用しています。工場の製造工程で廃棄される糸から作ったリサイクルナイロンを一部のウェアに使用しているほか、天然素材の植物による染色や、フッ素を使わない撥水加工剤を採用するなど、環境にも配慮した素材選定・製法を実施しています。

■株式会社ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長 柳井 正のコメント
 この夏の世界的スポーツ大会で、ユニクロのウェアを着たスウェーデン選手たちの活躍に深く感動しました。2022年の大会でも、LifeWearを通じてスウェーデンの選手たちをサポートできることを大変うれしく思います。ユニクロは、美しくシンプルなデザインや現代的なライフスタイルを尊ぶスウェーデンの文化、そして冬のスポーツ強豪国であるスウェーデンの選手たちから多くを学び、革新的なコレクションを開発しています。選手団とともにスポーツと服を通して、より良い社会の実現に向け貢献してまいります。

■スウェーデンオリンピック委員会 CEO ピーター・レイネボ (Peter Reinebo)氏 コメント
 今年の夏、ユニクロのウェアは選手たちのベストなパフォーマンスを引き出し、期待以上の成果につなげてくれました。冬季大会に向けて、選手やコーチの要望に耳を傾け、会場のあらゆる気候に対応できる素晴らしいコレクションを完成させることができたと感じています。選手村や競技会場、表彰台で、ユニクロのウェアを着た選手たちを見ることをとても楽しみにしています。そして今後も、スポーツと服の力を通じ、より明るい未来をつくるというビジョンに向けて、ユニクロとともに挑戦を続けていきたいと思います。

■スウェーデンパラリンピック委員会 会長 オーサ・リナレス・ノーリン (Asa Llinares Norlin)氏 コメント
 ユニクロの心強く、素晴らしいサポートによって、選手たちはこの夏の大会で最高の活躍をみせてくれました。来冬の大会に出場する選手たちも大きな刺激を受け、ユニクロとともにチャレンジすることを心から楽しみにしています。スポーツの持つ力を世界中に伝え、ともに冒険を続けていきましょう。

■ユニクロが提供するスウェーデン選手団のための公式ウェア
 スキー種目、スノーボード種目、カーリングの競技ウェアのほか、セレモニーや移動時、トレーニング時、休息時など大会期間中のあらゆるシーンに対応するLifeWearコレクションを提供します。

■「ユニクロ チーム スウェーデン(UNIQLO TEAM SWEDEN)」について
 2022年冬の大会に向け結成した「ユニクロ チーム スウェーデン」は、大会出場内定選手を含むトップアスリート20名、また過去に世界大会で輝かしい成績を収めたレジェンド1名の計21名で構成されています。ユニクロとスウェーデンオリンピック・パラリンピック委員会とのパートナーシップを強化していくこと、また世界を舞台に挑戦し続けるアスリートの姿を通して、ユニクロが絶え間なく追求するクオリティ、イノベーション、そしてサステナビリティへの取り組みを世の中に伝えていく役割を担います。また、ユニクロがスウェーデンで開催している若者と子ども向けのスポーツイベント「DREAM PROJECT by UNIQLO」への参加や、LifeWearのPRキャンペーンなどに登場する予定です。

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■選手のコメント
20211111_img3.jpg SOC ルドゥウィッグ・フィヤルストローム/男子フリースタイルスキー(モーグル)
「今回、ユニクロとパートナーになれたことをうれしく思います。来年、最大限のパフォーマンスで大会に臨みたいと思います。そして、スウェーデンのために全力を尽くし、大会を楽しみたいと思います」


SPC エッバ・オールショー/女子スキー・アルペン
「世界大会の最高峰の舞台で、ユニクロチームの一員として大会に参加できることを非常に光栄に思います。機能性の高いウェアに袖を通して、これまで培ってきたトレーニングの成果を存分に発揮し、自分ができる最大限のパフォーマンスを見せられるよう、最善を尽くします」

SOC フリーダ・ハンスドッター/元女子スキー・アルペン
「選手にとってウェアはとても大事です。ユニクロがスウェーデン選手団のためにウェアを提供してくれることに非常に感謝しています。冬季大会を通じて、ウィンタースポーツの楽しさと素晴らしさを伝えていきたいと思います」