2023年04月24日
グローバルブランドアンバサダーの国枝選手 ゆかりの地で次世代を指導
福岡・飯塚でリード選手と車いすテニスクリニック
次世代の車いすテニス選手を応援する「ITF UNIQLO車いすテニスクリニックwith 国枝慎吾&ゴードン・リード」が4月23日(日)、福岡県飯塚市のいいづかスポーツリゾートテニスコートで開催されました。ユニクログローバルブランドアンバサダーの国枝慎吾、ゴードン・リード両選手が、全国から集まった9歳~17歳のジュニア選手14人を指導。コート上で直接、打ち合いながら技術を教え、トークセッションでは練習で心掛けてきたことや試合への臨み方をざっくばらんに語り、ジュニア選手たちに惜しみないアドバイスを送りました。
本クリニックは、ユニクロがタイトルスポンサーを務めるユニクロ車いすテニスツアーの国際大会の一つ、天皇杯・皇后杯第39回飯塚国際車いすテニス大会(ジャパンオープン2023)の決勝戦後に行われ、ユニクロはUNIQLO Next Generation Development Programの一環として協力しました。両選手によるクリニックは昨年7月に英国・ロンドンで実施したイベントに続き2度目で、日本では初めての開催となりました。
国枝選手にとって、同大会は学生時代の2003年から19年まで15回出場し、そのうち9回優勝に輝いた、ゆかりの深い大会。4年ぶりに訪れた当地で、子どもたちに気さくに声を掛けながら、グリップのコツや重心の取り方などをきめ細やかに指導していました。惜しくも準々決勝で敗退したリード選手も疲れを見せず、子どもたちに交じって練習を楽しんでいました。
トークセッションで、上達の秘訣を問われ、国枝選手は「魔法はなくて、日々の積み重ねが大事。日々テニスのことを考え、好きになることで知識も増えていく」と語り、リード選手も「誰も見ていないところでこそ努力を続けることが大切だよ」と力を込めました。質疑応答では、「ジュニアの時はどういう練習をしていたのですか」という質問に、リード選手は「ムーブメント(車いすの操作)の練習を重ねた。コート中を動き回れるように基本練習を繰り返したよ」と説明。「試合前には何を考えていたのですか」という質問に対し、国枝選手は「対戦相手を踏まえた戦略。試合前には、どういう戦略で臨むのかを考えるといいと思う」と助言しました。
■国枝慎吾選手のコメント
想像以上にジュニアのみんなが上手で驚きました。このように自分が指導することで、今日参加してくれたジュニアの未来や、ひいては日本、そして世界の車いすテニスがより盛り上がるきっかけとなればうれしく思います。私自身、これからもさまざまな形で次世代育成に関わっていくつもりです。
■ゴードン・リード選手のコメント
長年車いすテニスをサポートしているユニクロと共に次世代育成の取り組みに参加し、この競技の発展に貢献できたことをとても光栄に思います。ジュニアたちが一生懸命練習に取り組む姿を見て、とてもうれしく思いました。今日学んだことを糧にして、これからもテニスを楽しみながら練習に励み、さらに成長していくことを祈っています。
■開催概要
名 称: ITF UNIQLO車いすテニスクリニックwith 国枝慎吾&ゴードン・リード
開催日時: 2023年4月23日(日)
開催場所: いいづかスポーツリゾートテニスコート(福岡県飯塚市)
主 催: 国際テニス連盟、ジャパンオープン2023
協 力: ユニクロ
後 援: ファーストリテイリング財団
参 加 者: 国枝慎吾選手、ゴードン・リード選手
車いすテニスジュニア選手14名
■グローバルブランドアンバサダーについて
ユニクロは、世界をリードする卓越したアスリートたちをグローバルブランドアンバサダーに迎えユニクロブランドとLifeWearコンセプトを広める活動を行っています。その中で、彼らの世界最高のパフォーマンスをサポートするとともに、そこで得たプロフェッショナルな視点を活かしてあらゆる人々の生活をより快適にするこれまでにない新しい価値を持ったLifeWear(究極の普段着)を創造していきます。さらに、グローバルブランドアンバサダーとの活動を通じて世界各地との結びつきを強め地域社会への貢献も推進していきます。
■UNIQLO Next Generation Development Programとは
ユニクロが2022年11月に発表した、ユニクログローバルブランドアンバサダーをはじめとする世界の一流アスリートやさまざまな団体と連携し、世界中の子どもたちを応援する次世代育成活動の総称。子どもたちが、スポーツの分野を極めた一流アスリートとの交流をきっかけに前向きに力強く生きるヒントを得ながら、持続可能な未来の担い手として成長できるよう、スポーツ競技の指導と合わせてサステナビリティをテーマにした教室を開くなどして社会貢献を実践しています。