プレスリリース

2024年11月13日

世界の難民や子どもたち、災害被災者を支援するため 
この冬からヒートテックなど100万点を寄贈

ユニクロはこの冬から、全世界で100万点規模のヒートテックなどを寄贈する活動「The Heart of LifeWear」を開始します。この活動は、今年で40周年を迎えたユニクロが、「What Makes Life Better?」(人々の生活をより良くするものは何か?)、そのためにユニクロは何ができるのか?という問いかけを繰り返し、LifeWearを通じ社会全体をより良くする具体的なアクションとして行う活動です。

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2024年10月、「The Heart of LifeWear」の取り組みで、モルドバ共和国に逃れるウクライナ難民にヒートテックをお届けしました。

国内ユニクロ事業では、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォームを通じて、令和6年能登半島地震により被災された方々と、一般財団法人みらいこども財団を通じて、国内の児童養護施設の子どもたちに、合計10万着の「ヒートテック」を年内にお届けする準備を進めています。今も避難生活を強いられている人々がいます。また児童養護施設では子どもたちの成長にあったサイズの服が常に必要とされています。「The Heart of LifeWear」の活動を通じて、困難な状況におかれた人々の生活を少しでも快適にするための支援を行っていきます。

株式会社ファーストリテイリング取締役 グループ上席執行役員 柳井康治のコメント
紛争や迫害、自然災害などによって、自分の意志とは関係なく、突然自分のおかれる状況が変わってしまう人々が世界中にいます。誰もが難民になりたいわけではないし、不安定な状況に置かれることも望んでいないと思います。今回スタートさせたユニクロの新しい取り組み "The Heart of LifeWear" を通じて、困難な状況に置かれている人々の生活にポジティブな影響を与え、少しでも快適にする一助になることを願っています。

ユニクロ グローバルブランドアンバサダーや東レも協力
グローバルブランドアンバサダーのロジャー・フェデラー氏、錦織圭氏、国枝慎吾氏、ゴードン・リード氏、平野歩夢氏、アダム・スコット氏のほか、「ヒートテック」を共同開発する世界有数の素材メーカーの東レグループが 「The Heart of LifeWear」に賛同し、ユニクロの寄贈活動に協力していきます。

全世界の寄贈の内訳
世界には1億2000万人を超える難民・国内避難民などがおり、ユニクロが事業を展開する世界各地、その周辺国でも厳しい生活を強いられている人々がいます。「The Heart of LifeWear」では、世界の難民や子どもたち、災害被災者など、十分に暖を取れない困難な状況におかれた人々の生活を少しでも快適にするための支援を行っていきます。なお、「ヒートテック」のほか、寄贈先の気候によっては「エアリズム」を寄贈します。

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*2024/11/13現在の計画数。「ヒートテック」のほか、気候によっては「エアリズム」の寄贈も含みます。

<参考情報>

ファーストリテイリングとUNHCRのグローバルパートナーシップについて
ユニクロを展開するファーストリテイリングは、難民支援をサステナビリティ活動の柱の1つとして位置付け、2006年からUNHCRと連携し世界の難民・国内避難民への衣料支援を行ってきました。2011年には、より包括的に世界の難民問題の恒久的な解決に寄与するため、アジアの企業として初めてUNHCRとグローバルパートナーシップを締結。店舗で回収した衣料の難民キャンプなどへの寄贈をはじめ、難民の自立支援プログラム、ユニクロ・ジーユー店舗での難民雇用、難民問題の啓発活動などを行っています。
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/community/refugees.html

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)について
国連の難民支援機関として、紛争や迫害のために避難を余儀なくされた難民や国内避難民、無国籍者などを保護・支援するために、さまざまなパートナーと連携しながら国際的な活動を主導。 シェルター、食料、水などの緊急援助物資の提供から、基本的人権の擁護、一人ひとりのより良い未来に向けた解決策の提示などを行っています。世界約130カ国以上で活動。1954年、1981年にノーベル賞受賞。
https://www.unhcr.org/jp/