コラージュアートを体験して知る、magmaの魅力

何の思い入れもないモノが、まるで命を宿したかのように生き生きと見えてくる――そんな体験ができたら、日常がどんなに楽しくなるだろう。“アート”というと一見小難しくなりがちだが、今回はそのハードルをぐっと下げて、日本のアーティストユニットmagmaと一緒にアート制作を体験するワークショップイベントを、ユニクロ PARK 横浜ベイサイド店で行った。

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使う素材は、実際の使い方と異なる表現をすると新しい見え方になって面白い

magmaは、杉山純さんと宮澤謙一さんから成る日本のアーティストユニットだ。「ポケモンミーツアーティスト 2022 春夏 UT」で、ポケモン、ユニクロと初めて、グラフィックTシャツのアートを制作した。彼らの真価は、何気ない素材を組み合わせてアッと驚く作品に仕上げるコラージュアート。
「一般の方とワークショップを行うのは初めてでした。お客様に制作を体験していただいたことで、普段の自分たちの手法を客観的にみることができ、とても新鮮な体験でした」(杉山さん)
コラージュに使う素材はすべてmagmaが用意した。日用品、おもちゃ、工具など、特段目新しいものは見当たらなかった。
「発色が良くて色にもバリエーションがあり、子どもが触れても危なくない形状で、実際の使い方と異なる表現をすると新しい見え方になって面白いものを選びました」(宮澤さん)

お題は“ロブスター”。理由は、「アイテムが日用品なので、作品には、おとなしくならないように生命感があり、ある程度複雑なシルエットがある方が面白いかなと思ったからです」(宮澤さん)

2歳の子どもから大人まで、指先を使って造形をつくっていくのが楽しい

magmaと一緒に体験したコラージュアート制作は、誰でも楽しめる。そこが大きな魅力だ。今回のイベントが人生初めての工作体験となった2歳の子の両親に、感想を聞いた。
「2歳で初めての工作体験ということもあり、造形をするのは難しかったですが、たくさんの小さなパーツをつかんだり時には投げつけてみたりと、指先をたくさん使ってくれたのでとても楽しそうな姿を見ることができて良い経験になりました。大人は慎重に配置しますが、子どもは大胆で斬新な配置をしていたので、そこもまた面白かったです」

「ピカチュウが大好きで、magmaの作品の完成度の高さに驚き参加してみようと思いました」というお客様。

子どもの創造力は時に大人が思いもよらない方向へ進み、アーティストさえも驚くところに着地する。
「印象的だったのは、宝石のおもちゃを涙として表現していた作品。純粋すぎます」(宮澤さん)
自分たちの制作手法が一般の方に伝わることを、magmaはどう感じているだろうか？
「単純に嬉しいです。真似してもらえるともっと嬉しいです」(杉山さん)

「皆さんそれぞれ印象的でした。素材は同じでも作り手によってこだわるポイントが全然違い、完成した作品に似たものがなかったので」(杉山さん)

参加者からは、この体験を機に、身近なもので違ったものを生み出す楽しさを知り、おうち時間でもチャレンジしてみたいという声も多かった。素材にはどんなものを用意したらいいだろうか？
「思い入れのあるものを素材にすると作るときにプレッシャーになるので、どうでもいいものを素材にして、完成したものが思い入れのあるものになれば良いと思います」(杉山さん)

magmaが教えてくれたコラージュアートは不思議なパワーに満ちていた。なぜって？それは、誰もがアーティストになれる、そんな気さえ起こさせてくれたから。
ポケモンがmagmaの魔法で、まるでアートになったかのようなグラフィックTシャツは、全国のユニクロ店舗、ECで販売中だ。

コラージュアートを作って自分だけのTシャツを作ろう！

イベントで制作したのと同じ、magmaによるロブスターの下絵を使って、ご自身でコラージュアートを制作してみませんか？　アートは、UTme!を使って自分だけのオリジナルTシャツやトートバッグにすることができます。magmaのロブスターの下絵は下記からダウンロードしてください。

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イベント会場となったのは……
ユニクロ PARK 横浜ベイサイド店

その名の通り、公園一体型のファミリー向けユニクロ店舗。magmaの宮澤さんからは、「外装がアスレチックになっているのが斬新でかっこいい」と、アーティストから建物のユニークさに対してお墨付きをいただいた。お客様からも、「買い物だけでなく、建物で遊べるというのが子どもを持つ親にはとてもありがたかったです。景色も良くて親子で楽しめるお店だったのでまた来たいと思いました」と好評。