ディズニー・ビヨンド・タイム
2023.02.14

祝ディズニー100周年。ミッキーマウスとその仲間たちの真実の姿

ディズニー・ビヨンド・タイム

これまでUTとさまざまな形でコラボレーションしてきたウォルト・ディズニー・カンパニーが、2023年に創業100周年を迎えた。驚きと魔法が、一瞬を一生の思い出に変えてくれる100年目のコレクションはそんな同社の歴史にフォーカスし、愛すべきキャラクターたちの歩んだ足跡が垣間見えるデザインに仕上げ、みなさんにお届け! 今もなお色褪せないミッキーたちの魅力に迫るべく、25年以上にわたりキャラクターアートディレクターを務めるジョン・T・クイン三世さんに話を聞こう。

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“鉛筆を持った俳優”にならなければならない。

幼少期にディズニー映画の強烈な洗礼を受けたジョン・T・クイン三世さんは、アートスクールでイラストレーションを学んだのち、ウォルト・ディズニー・カンパニーに入社した。今もなおディズニー・コンシューマー・プロダクツの一線で活躍している彼は、ディズニーの世界をどう捉えているのだろうか。

「私が入社したばかりの頃、フランク・トーマスさんとオリー・ジョンストンさん(ディズニーの伝説的な9人のアニメーター、“ナイン・オールドマン”の2人)がクリエイティブチームで講演を行ったことがあります。ディズニーで成功するためには、とにかく絵が上手くなければならない。当時の私はそう思い込んでいましたから、絵の腕を磨くことに励んでいたし、講演では私の努力の正しさが証明されることを期待していました。ドローイングについて、あるいはドローイングのテクニックの秘密について、教えてくれるに違いない、と。しかし、2人が語ったのは、キャラクターやストーリー、演技についてでした。しかも、さまざまな寸劇やアドリブを交えながら、ユニークな状況におけるキャラクターの理解の仕方を見せてくれたのです。もちろん、私がこの世界に足を踏み入れることができたのは、絵の才能があったからでしょう。しかし、自分が夢見ていたような貢献を果たすためには、“鉛筆を持った俳優”にならなければならないということを、彼らは教えてくれたのです。それは人生を変えるような体験でした。そして私は悟ったのです。自分の絵の技術を生かすには、ユニークなキャラクターによるユニークな物語を語る技術を習得しなければならない、と。単にミッキーマウスの絵を描くだけではなく、物語を語ること。それこそが、私の使命だったのです。自分たちがアニメ化しようとしている物語について、そしてそれが観客の心にどう響くかについて真摯に考え、常に作品の質の向上に努めることをとおして、ウォルト・ディズニーさんの遺志を継ぐ。それを継続してきたからこそ、ディズニー映画は時を経ても色褪せないのだと思います」

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ミッキーを始めとするキャラクターは、年代ごとにタッチが異なる。今回のUTには、そんなミッキーの姿の変遷を1枚の中にあしらったTシャツも登場する。ジョン・T・クイン三世さんは、ディズニーキャラクターの歴史の歩みについてこう語る。

「初期の作品は、キャラクターデザインが非常にシンプルで、頭を表す円と胴体を表す円で構成されています。足はブロック、手は丸で描かれ、ホースで胴体とつなげたら、頭に目、耳、鼻をつけてできあがり。犬、牛、ウサギ、ネズミなど、さまざまな動物のキャラクターが登場しますが、デザインの違いは耳、鼻、尻尾の形や大きさだけなんです。また、“ゴムホース・アニメーション”と呼ばれたこともあるとおり、あらゆるアクションは、体全体の動きではなく、腕を伸ばすことでのみ表現されていました。それは当時、芸術としてのアニメーションが、まだ黎明期だったからに他なりません。アーティストたちは絶えず実験と学習を繰り返し、表現力を少しずつ高めていました。しかし、コントラストの強い白黒フィルムで撮影しなくてはならないなど、技術的な限界があり、動きやデザインを簡素化せざるをえなかったのです。その後、1920年代後半から1930年代に入ると、技術が進歩するにつれてキャラクターデザインのスタイルも進歩し、流動的な形が使われるようになります。とりわけ注目に値するのは、“つぶして伸ばす”という表現の発明です。これはミッキーマウスとミニーマウスの動きの種類やデザインに革新をもたらしました。初期のミッキーは、しゃべるときに口だけが動いていましたが、顔や頭全体を動かして台詞に込められた感情を表現できるようになったのですから。この時代にウォルト・ディズニーと彼のスタジオで働くアーティストたちが開発した原理原則のほとんどは、今なお多くのアニメーションスタジオの仕事に影響を与えています。1940年代後半から1950年代にかけてのキャラクターデザインは、現代美術やデザインの影響を受けていました。この潮流がアニメーション技術の進歩と相まって、よりグラフィカルな表現が追求される一方、キャラクターデザインは単純化・平坦化され、立体感を感じさせないものになっていきました」

ディズニー・ビヨンド・タイム UT グラフィックTシャツ(半袖・レギュラーフィット)

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初代のミッキーマウスから年代順に並べ、その歴史とシルエットの変化をデザイン。

また、今回のUTには、コミックの中のミッキーマウスを採用したTシャツもある。これはフロイド・ゴットフレッドソンさんが日刊紙に連載していたコミックの1コマだ。ゴットフレッドソンさんとは、何者なのだろうか。

「ゴットフレッドソンさんは1930年代から45年もの長きに渡りコミックを担当した人で、その画風は年を経るごとに磨きがかかっていきました。今回のTシャツに採用したのは、1930年代のコマです。ミッキーとミニーがさまざまなアクションや冒険を展開するこの物語において、2人はアメリカ西部のカウボーイや公海の海賊になったり、ハラハラドキドキの犯罪劇を繰り広げたりします。ゴットフレッドソンさんが描くキャラクターたちは、いつも魅力的で、明確なストーリーを伝えてくれます」

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KIDS ディズニー・ビヨンド・タイム UT グラフィックTシャツ(半袖)

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フロイド・ゴットフレッドソンさんが日刊紙に連載していたコミックのワンシーンを、コミック特有の網点をあえて残してオリジナルのよさを表現。1930年代ならではのキャラクターのタッチを楽しんで! Tシャツ、ヴィンテージ感のあるリンガーTシャツと種類も豊富!

最後に、ジョンさんにウォルト・ディズニー・カンパニーで働くことの意義についても語ってもらった。
「非常に刺激的で有能なアーティストやデザイナーと肩を並べて仕事し、ロサンゼルス、ニューヨーク、東京、香港、ロンドン、ミラノのディズニーチームと組むために世界中を飛び回っています。世界各地で才能あふれる人々と交流した経験は、私自身だけでなく、私の仕事もより豊かにしてくれています」

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PROFILE

ジョン・T・クイン三世|1964年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。6歳のときに『おしゃれキャット』を観てディズニー・アニメに目覚める。その後、NYのスクール・オブ・ビジュアル・アーツでイラストレーションを学び、卒業後にウォルト・ディズニー・カンパニーに入社。キャラクターアートディレクターとして数多くの作品に関わっている。

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ベーシックポーズのミッキーマウスをリンガーTシャツに、ヴィンテージテイストで表現。鮮やかなカラーを少しかすれさせるプリント手法でデザイン。

ディズニー・ビヨンド・タイム UT グラフィックTシャツ(半袖・レギュラーフィット)

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KIDS ディズニー・ビヨンド・タイム UT グラフィックTシャツ(半袖)

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左胸にはレトロなドナルドダックのロゴ、背中にはドナルドダックがドーンと。まるで古着のようなテイストのリンガーTシャツに。

ディズニー・ビヨンド・タイム UT グラフィックTシャツ(半袖・レギュラーフィット)

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ミッキーマウスとミニーマウスのコミックアートをバックプリントに!

KIDS ディズニー・ビヨンド・タイム UT グラフィックTシャツ(半袖)

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ミッキーマウスとプルートのコミックのアートを使ったリンガーTシャツ。これもまたヴィンテージ感ムンムン。

商品により、取り扱い店舗や展開国が限定されることや完売することがございます。

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