進撃の巨人
2023.03.24

『進撃の巨人』のあの興奮を胸に捧げよ。

進撃の巨人

人間を捕食する巨人対人類の戦いから、誰もが予測不可能な展開へと広がっていく『進撃の巨人』。その人気は日本を軽く飛び越え、ヨーロッパ最大級の漫画イベント、第50回アングレーム国際漫画祭で作者の諫山創さんが特別賞を受賞するほど、海外でも絶大なる盛り上がりを見せている。今回、『進撃の巨人』原作のあのシーンが贅沢に使われたオリジナルデザインのUTが登場するにあたり、コレクションの魅力とともに、漫画祭の開催地であるフランス出身の漫画翻訳家であり書店を営むデビエフ・ティボーさんに人気の理由と作品の魅力をたっぷり語ってもらった。

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進撃の巨人

『進撃の巨人』

高さ50mの壁に囲まれて人類が平和に暮らす世界に、ある日突然超大型巨人などの知性を持った巨人が出現。壁の一部が破壊され、領土の1/3を失った。その際に母親を食べられた主人公のエレン・イェーガーと、幼馴染のミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトらは、巨人から土地を奪還しようと壁外遠征を試みる唯一の兵団、調査兵団に入団し巨人たちと戦うことになるのだが……。物語が進むにつれて、人類対巨人はいつしか人類対人類の複雑な歴史が絡み合った戦いへと発展し、エレンたちは世界の厳しい現実と向き合うことになる。

主要な登場人物たちのプロフィール

PROFILE

エレン・イェーガー|壁外の世界に憧れ、巨人への復讐心に燃える主人公。ある謎により備わった巨人化の能力により、人類を救うために戦い続ける。

PROFILE

ミカサ・アッカーマン|幼い頃に両親を失い、エレンとともに育てられた。高い戦闘能力を持ち、危険に見舞われるエレンを守るために奮闘する。

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アルミン・アルレルト|体力がなく、入団後も戦闘能力は低いが、頭脳明晰なエレンたちの幼馴染。非凡な知性と発想で兵団や仲間の危機を何度も救う。

PROFILE

リヴァイ・アッカーマン|先天的な戦術の才能と冷静な判断力を兼ね備え、「人類最強の兵士」といわれる調査兵団兵士長。クールに見えて実は仲間思いな一面もある。

デビエフさんが東京・板橋の商店街で営むブックショップ『メゾン・プティ・ルナール』へとお邪魔すると、フランス語に訳された日本の漫画やフランスのコミックであるバンド・デシネなどがぎっしりと並ぶ本棚から、フランスで発売された豪華版『進撃の巨人』を取り出してくれた。単行本3巻分がまとまった大判で、ところどころカラーでプリントされたまさに豪華な作りだ。「人気作品でも豪華版は珍しく、それほどフランスでは特別な漫画なんです」と笑顔で話すデビエフさんは、『進撃の巨人』を初めて読んだときの気持ちをこう振り返る。

「第一巻の最後で主人公のエレンが巨人に食べられ、第二巻の最後ではエレンが蘇る。1997年から翻訳活動を開始し、数々の漫画を読んできましたが、前代未聞のストーリー展開に強い衝撃と期待を感じました。当時、私は面白い漫画をフランスの出版社に紹介する編集コンサルタントもしていたのですが、第二巻の時点で人気作品になると確信しましたね」

巨人対人類というテーマを見ると、得体の知れないものと人類が戦うだけのダークファンタジーに思えるが、『進撃の巨人』はそんなシンプルな話では終わらない。デビエフさんの言うとおりハラハラ、ヒヤヒヤ、ドキドキ感を保ったまま物語は人類対人類へと移り変わり、アニメでいえば、ファイナルシーズンに突入して初めて、それまでが序章に過ぎなかったのではと目を疑うばかりの予測不可能な展開へと進み続ける。謎に謎が重なる目が離せないストーリーの面白さには世界中が夢中になるのも納得だが、フランス人が特に心を掴まれた理由はどこにあるのだろう。

「描かれている風景や建物が中世から続くヨーロッパの景色とかぶり、違和感なく入り込める世界観だったのも一役買っているとは思いますが、そもそもフランス人にとって漫画は身近な文化だという背景があります。バンド・デシネが古くから存在していたフランスでは漫画がごく自然に受け入れられ、以前のバンド・デシネがターゲットにしていなかった少年少女に強く刺さる内容が多い日本の漫画がその隙間の層をガッチリ捉えたんですね。さらに、’70年代後半からは漫画が原作の日本アニメがテレビで放送され、幼少期にそれらを観た子供が大人になって漫画を読み、その凄さがあらためて浸透していく。このような時代の流れがあるので、『進撃の巨人』というひとつの漫画を受け入れる環境は整っていたんです」

フランスでは人生における教訓や気付きがあるものをアートと捉えるという赴きがある。私たちの生きる現実世界ともリンクするような人種間の軋轢やすれ違いを、漫画をとおして示し、登場人物たちが発する人間の本質を突いたセリフにハッと心が掴まれる『進撃の巨人』は、フランス人にとってアートと感じているのだそう。全世界のファンに捧げる激動のストーリーのエンドロールにふさわしい珠玉のコレクションは、TVアニメ『進撃の巨人』The Final Season 完結編(前編)の放映記念としてリリースされる。アニメは待ちに待った完結編。本作を読んだことがない人も、ぜひ手に取って読んでもらいたい。

進撃の巨人

調査兵団兵士長のリヴァイが、物語の終盤に今まで命を落とした調査兵団の面々に対し涙するシーンをデザイン。調査兵団の敬礼「心臓を捧げよ」をリヴァイが見せた感動的な一コマ。

進撃の巨人 UT グラフィックTシャツ(半袖・レギュラーフィット)

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フロントには、物語の終盤にエレンが仲間たちに向けてある壮大な計画を宣言した際のセリフとその狂気的な顔をプリント。バックには、計画が実行された瞬間をダイナミックに全面にデザイン。

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超硬質ブレードを掲げるミカサや壁から覗く巨人の目、そして足を「ATTACK ON TITAN」のタイトルとともにデザイン。その下には、エレンとミカサが作中で発する「戦わなければ 勝てない…」という言葉が。

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衝撃的なあのラストを迎える直前に、ミカサとアルミン、リヴァイが力を合わせて戦うシーンをバック一面にデザイン。フロントポケットには調査兵団のシグネチャーサインである「自由の翼」をプリント。

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女性誌『FRaU』の2014年8月号で表紙を飾り話題になった、リヴァイの読書姿を使用。作者・諫山創の描き下ろしアートワーク。

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フロントの胸元には、壁から覗く巨人の顔をプリント。作中で様々な困難に立ち向かうミカサがこの世界を一言で表現した「この世界は残酷だ…そして…とても美しい」というセリフがバックに入る。

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エレンを騙し討ちしようと試みる敵陣の前で、エレンが巨人化するシーンをTシャツのフロント全面に大きくプリント。凄まじい雄叫びの文字を赤でハイライトし、より迫力を増している。

エレン、ミカサ、アルミンの戦闘シーンと『進撃の巨人』のロゴを組み合わせたオリジナルデザイン。※日本未発売商品

PROFILE

進撃の巨人|全世界での累計発行部数が1億1000万部を突破した諫山創による人気漫画。『別冊少年マガジン』で2009年9月9日発売号から連載開始、2021年4月9日発売号をもって完結。作者・諫山創の連載デビュー作にして世界で人気を博す代表作。テレビアニメ版もファンが多く、The Final Season完結編(前編)は今年3月に放送したばかり。

PROFILE

デビエフ・ティボー|『メゾン・プティ・ルナール』オーナー。フランス出身。1980年代後半、大友克洋の『AKIRA』との出合いをきっかけに日本漫画の世界を知る。1997年に来日以降、漫画の翻訳や通訳を行う。現在は、夫婦で経営する書店『メゾン・プティ・ルナール』でバンド・デシネのほか、日本で入手困難なバンド・デシネ作家のアートブックや画集なども販売や、ポスターや原画の展示も行う。フランスのバンド・デシネを日本で広め、日本の漫画をフランスに伝える文化交流大使のような存在。「主人公のエレンのように辛い過去を背負いながらも、常にクールなリヴァイが一番好きなキャラクターです」。
www.m-petitrenard.com

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©諫山創/講談社

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