日本のポップカルチャーにまつわる情報を英語で発信すべく、ウェブメディア『サブカル・オンライン』が始動したのは2017年のこと。現在のオフィスには、世界各国にルーツを持つ若者たちが、楽しそうに働く姿がある。彼ら彼女らに好きなUTを選んでもらい、創業者のエイドリアン・ビアンコさんに『サブカル・オンライン』の活動について聞いた。
日本の”超クール”なカルチャーを、発信!
欧米で漫画やアニメを始めとする日本のカルチャーが注目を集め始めたのは、私の幼少期に当たる1980年代頃から。当時、そういうものが好きな子は、私を含め”変な漫画少年”とバカにされたものです。しかし、今はそうじゃない。”超クール”なことなんです。私たちの目的は、多くのものを参照し、深く掘り下げられた表現という点において、他の国の追随を許さない日本の”超クール”なカルチャーを、発信することに他なりません。
最近では、私たちの活動が日本の若者にも響いているのを肌で感じています。東京でイベントを開催すると、200人もの若者が集まってくれるので。それは私たちの誇りです。だから、現在の私たちのコンテンツの8割は日本関連のものですが、今後はよりグローバルな情報発信をしていきたいと思っています。また、近いうちに紙の雑誌も出したいとも思っています。いずれにせよ、このメディアが何十年と続くよう、果敢にチャレンジをしていきたいです。
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SABUKARU ONLINE|東京を拠点とするメディア。ドイツ出身の創業者であり編集長のエイドリアン・ビアンコさんを中心に、漫画やアニメ、ファッション、ゲーム、アートといったジャンルの日本のサブカルチャーを英語で発信。
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Ryousuke(Japan/23)|Editor, Writer
ドラゴンボール
元レッドリボン軍のマッドサイエンティスト・ドクター・ゲロが開発した、人造人間16号、17号、18号が登場する人造人間編からの一枚。圧倒的強さを誇る双子の姉弟である17号、18号や、心優しい一面を見せる16号が描かれる。
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Jasmina(Canada/26)Editor, Writer|好きな漫画はたくさんありますが、ファッション視点でも学べることっていっぱいありますよね。『サブカル・オンライン』は、いろんな文化圏の仲間と、多種多様な話題について語り合えるのが楽しいです」
ドラゴンボール
魔人ブウ編のTシャツは、セルゲームで孫悟空が壮絶な戦死を遂げて7年後の世界における出来事を描いたエピソードから。圧倒的な強さを誇る魔人ブウの、本来の姿の初登場シーンを使用したデザインだ。
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Ora(USA/24)Editor, Writer|「日本の漫画は素晴らしいアートだと思います。中学時代、地元NYの学校の図書館にあった漫画を、片っ端から読み漁ったのは人生で一番大切な思い出。その後、自分でも漫画を描くようになって、日本文化への理解を深めていきました」
進撃の巨人
主人公エレンが、“地鳴らし”を発動すべく、巨人の力を使いユミルの⺠に伝えたセリフ、「壁の巨人はこの島の外にあるすべての地表を踏み鳴らす」を英字でプリント。
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Henry(Germany/24)Editor, Writer|「日本のポップカルチャーで特に興味があるのは、“裏原宿ファッション”ですかね。まだ日本に来て3カ月で日本語はまったく喋れませんが、早くマスターして編集部に大量にあるファッション雑誌を読めるようになりたいです」
ドラゴンボール
孫悟空少年編からは、初めて悟空とブルマが出会い、ドラゴンボール探しの冒険が始まるシーンをプリント。フロントにはブルマが摩訶不思議なカプセルを取り出している場面、バックには出てきたバイクに乗るブルマと悟空をデザイン。初めてバイクに乗った悟空の表情にも注目を。
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Mizuki(Canada/20)Editor, Writer|「『サブカル・オンライン』を見つけたときは、自分と似たような趣味の人がたくさんいると知れたことがうれしくて。だから、今の仕事にはとてもやりがいを感じています。 」
シン・ゴジラ
庵野秀明が手掛ける“シン・”シリーズを集めた「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」の1枚。『シン・ゴジラ』の迫力満点なビジュアルを胸元に。
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Casey(USA/24)|Editor, Writer
シン・ウルトラマン
胸元のワンポイントは、『シン・ウルトラマン』における、禍威獣特設対策室専従班のエンブレム。バックは、スペシウム光線を繰り出すウルトラマンの姿だ。
※Tシャツ以外すべて個人の私物です。
商品により、取り扱い店舗や展開国が限定されることや完売することがございます。
© BIRD STUDIO/SHUEISHA, TOEI ANIMATION
© 諫山創/講談社 © Hajime Isayama / Kodansha Ltd.
© TTITk
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