UT2020 magazineでは、UTコレクションでコラボレートしたアーティストたちへ共通の質問を投げかけている。アーティスト河村康輔さんが考えるカルチャーとは。
「カルチャーとは東京です」
「ずっと東京が生み出すカルチャーに影響を受け続けてきました」。クールなコラージュ作品で知られるアーティストの河村康輔さんはそう語る。雑誌を通してデザイナーの宇川直宏さんやスケートシングさんを知り、「こんな格好いい人たちに溢れている東京で自分も暮らすんだ」と裸一貫で上京したのは10代の終わり。以来、この街で地道に作品制作を続け、今や世界を股にかけて活動する存在になった。「仕事でいろんな国を訪れる機会が増えましたが、やっぱり街も人も東京が一番刺激的だし、落ち着くんですよね」。今回のTシャツは、“TOKYO”という文字をシュレッダーを用いて象ったシグネチャーコラージュ。そこには河村さんの東京への熱い想いがストレートに感じられるはずだ。
© Kosuke Kawamura