南塚真史
2020.02.20

ギャラリスト南塚真史さんにとってカルチャーとは?

南塚真史

UT2020 magazineでは、UTコレクションでコラボレーションが実現したアーティストたちへ共通の質問を投げかけている。ギャラリスト南塚真史さんが考えるカルチャーとは。

「カルチャーとは、人間が人間である証」

「すでにポジションが決まっている作家より、何者かわからない人に興味がある」と、既存のアート文脈にとらわれない才能を見出してきた南塚真史。彼が営むコンテンポラリー・アート・ギャラリー『NANZUKA』には、広告や雑誌といったコマーシャルな世界で活躍していた異色の作家が所属している。ファインアートの壁を壊し、新しい解釈を創造する彼にとって、カルチャーとは人間の証だという。「動物は文化を作らないけれど、人間は音楽やアートに触れます。なぜ人間が人間でいられるのか、それはカルチャーがあるからに他ならない。人間を象徴するそのものだと思います」

©Erik Parker ©Haroshi ©Harumi Yamaguchi ©Hiroki Tsukuda ©Hajime Sorayama ©Javier Calleja ©Julia Chiang ©Katherine Bernhardt ©Keiichi Tanaami ©Oliver Payne ©TOKYO-SKYTREE ©TOKYO TOWER ©YOSHIROTTEN ©Yuichi Yokoyama Courtesy of Nanzuka

PROFILE

なんづか・しんじ|1978年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部美術史学専修を卒業後、2005年に渋谷の地下スペースに『NANZUKA UNDERGROUND』を立ち上げる。移転を経て、2012年に『NANZUKA』として再び元の場所へ。香港でも『AISHONANZUKA』を運営。