UT2020magazineでは、UTコレクションでコラボレートしたアーティストたちへ共通の質問を投げかけている。コンテンポラリーアーティスト、ダニエル・アーシャムさんが考えるカルチャーとは。
「カルチャーは自分を定義する方法」
『フィクションとしての考古学(Fictional Archeology)』や『未来の遺物(Future Relic)』といった独自の世界観とそのコンセプチャルなアート作品で今最も注目されるアーティストの一人、ダニエル・アーシャム。過去、現在、未来という時間の概念を超越する作品や白で埋め尽くされた世界観は、見る人に新鮮な驚きを与える。「カルチャーというのは、自分たちを定義付けるもの。そして、違う場所に住む、他の人たちを理解するためのツールでもある。世界中のいろいろな人たちが作品を通して伝えたいと思っていることをどう解釈しているか知るためにも、僕は作品制作の上で“旅”が不可欠だと思っているよ」
©2020 Pokémon. TM, ® Nintendo.
©Daniel Arsham Courtesy of NANZUKA
PROFILE
ダニエル・アーシャム|アメリカ・オハイオ州出身。幼少期をマイアミで過ごし、スニーカーやストリートカルチャーに影響を受けて育つ。初のアーティスト同士のコラボレーションとして空山基と共同製作した彫刻が去年渋谷パルコのスタジオ「2G」で展示された。