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認定NPO法人IVY

2012年の活動報告

ホームページ:
http://www.ivyivy.org/

協働復興応援プロジェクト 活動計画

『被災地に仕事を!ローカルパワープロジェクト』

1.
働く女性の子育てバックアップ『がんばれ!保育所プロジェクト』
対象地域:宮城県気仙沼市、石巻市、山形市
目的:被災地において、被災保育所の再建と運営支援を通じて、子育て世帯を支援します。
2.
コミュニティビジネス型NPO育成プロジェクト
対象地域:宮城県気仙沼市、石巻市
目的:被災地において、地域の問題解決、雇用の促進等を担うグループを選考し、1年間にわたって法人設立、ファンドレイジング、会計、労務等の指導を行うとともに、スタート資金の助成や、特に手薄となりがちな会計担当者を置くための人件費の助成を行い、運営体制のしっかりした団体を育成します。
3.
キャッシュ・フォー・ワーカーの就職活動支援(企業とのマッチング等)
被災地で今、雇用のミスマッチが起こっています。そこで、地元企業と震災失業者のマッチングを目的としたお見合い会を開催します。

協働復興応援プロジェクト 活動進捗(2012年12月末時点)

1.
がんばれ!保育所プロジェクト
被災地で保育所を再建または新設しようとしている3つの保育所を支援中です。
気仙沼市は「つぼみ保育園」「キッズルームおひさま」。山形市は福島第1原発事故で避難してきた子ども専用の「あいびぃ保育園」。「つぼみ」「おひさま」には自立した保育園経営に向け年間経営計画の作成や会計、労務、法人化に向けた指導を三陸担当者が毎週1回定期訪問して行い、事業所としての体裁が整いました。また会計業務に必要なパソコン、会計ソフトの提供、保育士さんの給料と法定福利費9人分の助成を行いました。
「あいびぃ保育園」はIVY直営とし、9月18日にオープン。保育している子ども数は「つぼみ」17人、「おひさま」51人、「あいびぃ」31人、全部で99人になりました。
2.
NPO育成プロジェクト
気仙沼市の「Tree Seed]、石巻市の「一期一会」に、自立したNPO経営に向け、年間経営計画の作成や会計、労務指導を三陸担当者が毎週1回定期訪問、初期投資への助成等を支援しました。結果、「Tree Seed]は、NPO法人格の取得と介護事業所の認定を受けています。また、主に大工仕事等を請け負う「一期一会」は資金のサポートが終了した後も、3名で事業を継続させています。この10か月は1~2に注力したため、3については、現在調査にとどまっています。

エピソード

つぼみ保育園、園長畠山初千子さん
つぼみ保育園は、津波で被災し、廃園となった元「新生保育園」(震災時職員15名)の職員有志5名が父母の要望もあり、気仙沼市田中前のアパートの一室を借り、昨年9月から保育活動を再開した保育園です。
IVYとしては、2012年4月から6か月間にわたって、保育士5名と新人の保育士1名計6人分の給料の約63%に充当する支援を行ってきました。畠山さんの話「当初、運営資金として見込んでいた気仙沼市からの「補助金」が市議会の決議が遅れ、支給が9月までなかったのです。市の支援に比べ、ユニクロ/IVYからのご支援は的確で、給料日前にはきちんと園の口座に支援金を振り込んでくださって、給料の遅配等もなく、どんなに助かったかしれません。このご支援がなかったら、つぼみはつぶれていたかもしれません。また、人件費のご支援を受けることによって、職員全員が社会保険に加入できる等、福利厚生も充実し、みな安心して日々保育活動に専念していられます。」

今後の計画について

1.
確定申告
「あいびぃ保育園」を除く5団体が確定申告の時期(1~3月)を迎えています。そこでIVY主催の起業セミナーの昨年の参加者で、起業した会計士をパートナーとして、確定申告のための準備を進めます。
2.
法人化
「つぼみ」「おひさま」のNPO法人格の取得に向け、準備を進めます。

フォトレポート

  • ユニクロ復興応援プロジェクト
  • NGOとの協働復興支援
  • 仮設店舗のオープン
  • 震災発生当時の活動