国立成育医療研究センター
副院長/臓器移植センター長 笠原群生先生
子どもたちの未来を明るくすることを使命に、
皆で全力で取り組んでいます。
国立成育医療研究センターは、胎児、新生児、小児、妊産婦の医療に特化した世界トップレベルの小児・周産期医療を提供しています。新型コロナ感染症に関しては、感染症指定医療機関ではないため、他の病気の重症の患者さんへの対応を優先している状況でした。ゴールデンウィーク頃には、アイソレーションガウンの在庫が底をつく事態に陥り、供給先からの納品もできなくなりました。思い切って病院のSNSで物資が足りていないことを発信したところ、全国の個人や企業・団体の方から支援が集まりました。実はこの時、この投稿をご覧になったNPO法人フローレンス様からユニクロのアイソレーションガウン寄贈の話をつないでいただきました。質のいいガウンをご寄付頂き大変ありがとうございました。
まさに、小児救急やPICU(小児集中治療室)では、発熱・咳嗽などCOVID-19対応を迫られる患者さんも多く、緊張した状況が続いています。ユニクロからの4,800枚のアイソレーションガウンは、これらも最前線で対応にあたる医療スタッフのために使用させていただきます。多くの患者さんが救命できるよう皆で頑張って参ります。
国立成育医療研究センターについて
〒157-8535 東京都世田谷区大蔵2-10-1
国立成育医療研究センターには、病院と研究所が隣接されています。日々様々な検体が研究所に送り届けられ、研究所で新しい治療研究が日々行われます。やがてそれが病気の子どもたちの治療に役立てられています。
この病院と研究所を結ぶ渡り廊下を「夢のかけ橋」と呼んでいるそうです。
新型コロナ感染症の対応が求められる中でも、子どもたちに明るい未来をつくるために、夢のかけ橋の機能が止まらないよう、国立成育医療研究センターのスタッフのみなさんは日々最前線で闘っています。