今考えなければならないことは、
コロナ禍による困窮家庭への支援です。

認定NPO法人フローレンスは、今回の新型コロナ感染症への取り組みとして、生活の厳しいご家庭を対象とした「こども宅食」による食料・見守り支援や、医療的ケア児者家庭や子どもを治療する病院などに対するマスクや消毒液などの衛生用品配送を通じた支援、ひとり親家庭への無料保育の提供や物資支援等を実施してきました。
また、今回行政や自治体からの支援が不足していた、小規模保育所や小児医療の専門病院からのニーズを吸い上げ、ユニクロのような民間企業の支援活動とつなげることができました。

特に保育士の仕事は、エッセンシャルワーカーであるにも関わらず、そのことがあまり社会的に認識されていない背景があります。感染の危険と隣り合わせの状況の下、十分なマスクやアイソレーションガウンの在庫があることは励みになると思います。

フローレンスはコロナ以前から、「こども宅食」をはじめ、こちらから親子のもとに出向いて支援を行うアウトリーチ型の取り組みを実施してきました。今後、未曽有の「コロナ不況」のあおりを受けるご家庭に対してもそうしたアウトリーチ支援が必要となってきます。

フローレンスはこれまで16年にわたってフロントランナーとして子育てに関わる領域を変革してきました。With コロナの社会を生きていく上で、更なる変革が求められている中、これからも親子に関する社会課題に全力で取り組み続けていきます。