Taste of
the Town この街自慢の味は、文化の窓。
ユニクロのある都市から、ご当地のレシピをお届け。
Episode 02:Spring Cabbage Pierogi
春キャベツのピエロギ
Country:

Poland Warsaw

ポーランドの“故郷の味”、ピエロギ。小麦粉ベースの皮に好みの具材を詰めていただく餃子やラビオリのような食べ物で、茹でても焼いても揚げてもよし。王道はマッシュポテトとカッテージチーズの組み合わせだが、今回はピエロギ専門店シレナ・イレナ(「UNIQLO and Our Town」で紹介)のシェフ・マリア(写真下)に、軽やかなベジタリアンレシピを教えてもらった。
この国で春に出回る新キャベツとトマトのスープからヒントを得たというマリア。季節の食材を自由に組み合わせ、新しい味を生み出すのがピエロギの醍醐味でもある。春夏はほうれん草やキノコといった定番食材のほか、アスパラガスやそら豆、山菜など、ちょっと変わった具材も見られるとか。
コツは多めに作ること。そうしないと生地に粘り気が出ないのだそう。食べきれなくても、冷凍保存できるから安心。モチモチの皮に包まれた季節のおいしさを、サワークリームやお好みのチャツネと一緒にほおばろう。
Ingredients (Serves 50)材料(50個分)
[具]
春キャベツ…1個 トマト…500g 無塩バター…50g
白ワインビネガー…25ml 砂糖…25g 塩…15〜25 g
ディル…100g
[生地]
小麦粉…500g 塩…10g 卵…1個
グレープシードオイル…50 ml ※菜種油でも可。
沸騰させたお湯…200ml
Instructions作り方
60 min
- 鍋に塩を入れて湯を沸かし、キャベツを20~30秒茹で、水洗いしてひと口大の正方形か短冊に切る。
- トマトは四角く切り、種は捨てる。鍋にバターを溶かし、トマト、ビネガー、砂糖、塩を入れて2~3分炒める。刻んだキャベツを加え、さらに1分ほど煮る。刻んだディルを加え、味を調える。
- 小麦粉に塩、卵、オイルを入れ、スプーンでかき混ぜて馴染ませる。沸騰させたお湯を少しずつ加えながら、絶えず混ぜる。生地が粘り気を持つまで約15分、しなやかになるまでこね続ける。生地を布巾かラップで覆い、室温で30分ほど置く。
- 生地を4つに分割して2~3mmまで薄く延ばし、直径8cmの円形にカットする。円の端にスプーン1杯分の具をのせ、半分に折りたたみ、生地の回りをつまみながら閉じていく。沸騰したお湯にピエロギを入れ、浮いてきたら2分ほど茹でる。皿に盛り、サワークリームとディルを添えたら完成。
※残ったピエロギは30秒茹でた状態で冷凍すれば3カ月保存可能。

Maria Lastovetska マリア・ラストヴェツカ
Chef, Syrena Irena
1992年、ウクライナ生まれ。10年前にシェフとしてのキャリアチャンスを求めてワルシャワに移住。2022年3月にピエロギ専門店シレナ・イレナのチーフシェフに就任した。

中欧の経済大国であるポーランドの人々は、ファッションにも興味津々。ワルシャワの目抜き通りに期間限定でオープンした新店には、開店前には150人超が列を成した。通りを挟んだ向かい側には、2023年完成予定の現代アート美術館を建設中。若者で賑わうこの辺り一帯がますます活気づきそうだ。
Photography by Rie YamadaCoordination & Text by Yumiko UraeSpecial thanks to Olga Badowska
Taste of the Town この街自慢の味は、文化の窓。ユニクロのある都市から、ご当地のレシピをお届け。
Episode 02: Spring Cabbage Pierogi
春キャベツのピエロギ
Country:

PolandWarsaw
ポーランドの“故郷の味”、ピエロギ。小麦粉ベースの皮に好みの具材を詰めていただく餃子やラビオリのような食べ物で、茹でても焼いても揚げてもよし。王道はマッシュポテトとカッテージチーズの組み合わせだが、今回はピエロギ専門店シレナ・イレナ(「UNIQLO and Our Town」で紹介)のシェフ・マリア(写真下)に、軽やかなベジタリアンレシピを教えてもらった。
この国で春に出回る新キャベツとトマトのスープからヒントを得たというマリア。季節の食材を自由に組み合わせ、新しい味を生み出すのがピエロギの醍醐味でもある。春夏はほうれん草やキノコといった定番食材のほか、アスパラガスやそら豆、山菜など、ちょっと変わった具材も見られるとか。
コツは多めに作ること。そうしないと生地に粘り気が出ないのだそう。食べきれなくても、冷凍保存できるから安心。モチモチの皮に包まれた季節のおいしさを、サワークリームやお好みのチャツネと一緒にほおばろう。

Ingredients (Serves 50)材料(50個分)
[具]
春キャベツ…1個 トマト…500g 無塩バター…50g
白ワインビネガー…25ml 砂糖…25g 塩…15〜25 g
ディル…100g
[生地]
小麦粉…500g 塩…10g 卵…1個
グレープシードオイル…50 ml ※菜種油でも可。
沸騰させたお湯…200ml
Instructions作り方
60 min
- 鍋に塩を入れて湯を沸かし、キャベツを20~30秒茹で、水洗いしてひと口大の正方形か短冊に切る。
- トマトは四角く切り、種は捨てる。鍋にバターを溶かし、トマト、ビネガー、砂糖、塩を入れて2~3分炒める。刻んだキャベツを加え、さらに1分ほど煮る。刻んだディルを加え、味を調える。
- 小麦粉に塩、卵、オイルを入れ、スプーンでかき混ぜて馴染ませる。沸騰させたお湯を少しずつ加えながら、絶えず混ぜる。生地が粘り気を持つまで約15分、しなやかになるまでこね続ける。生地を布巾かラップで覆い、室温で30分ほど置く。
- 生地を4つに分割して2~3mmまで薄く延ばし、直径8cmの円形にカットする。円の端にスプーン1杯分の具をのせ、半分に折りたたみ、生地の回りをつまみながら閉じていく。沸騰したお湯にピエロギを入れ、浮いてきたら2分ほど茹でる。皿に盛り、サワークリームとディルを添えたら完成。
※残ったピエロギは30秒茹でた状態で冷凍すれば3カ月保存可能。

Maria Lastovetska マリア・ラストヴェツカ
Chef, Syrena Irena
1992年、ウクライナ生まれ。10年前にシェフとしてのキャリアチャンスを求めてワルシャワに移住。2022年3月にピエロギ専門店Syrena Irenaのチーフシェフに就任した。

中欧の経済大国であるポーランドの人々は、ファッションにも興味津々。ワルシャワの目抜き通りに期間限定でオープンした新店には、開店前には150人超が列を成した。通りを挟んだ向かい側には、2023年完成予定の現代アート美術館を建設中。若者で賑わうこの辺り一帯がますます活気づきそうだ。
Photography by Rie YamadaCoordination & Text by Yumiko UraeSpecial thanks to Olga Badowska
掲載情報は2023年2月時点のものになります。