Taste of
the Town

ローカル自慢の家庭料理を頬張れば、その街の文化が味わえる。
ユニクロのある都市から、手軽なご当地レシピをお届け。

Episode 04:

Larb Moo

Country:
  • Thailand
  • Bangkok

「ラープ」とは、タイ東北部にある通称イーサン地方の郷土料理で、お肉や魚を炒め、たっぷりの野菜とハーブを混ぜ合わせたサラダのこと。今回は、バンコクの人気レストランを手掛けるシェフ、ヌッティダー・パラサックさんが、豚肉(大豆ミートでも代用可)を使った「ラープ ムー」の作り方をご紹介。

ひき肉は旨みを引き出すためにラードでじっくり炒め、一方でレバーはスピーディに火を通すのがおいしく作るポイント。味付けに使う「カオクア」(炒りもち米粉)が手に入らない場合は、手作りも可。タイ産もち米をキツネ色になるまで炒り、冷ましてからすり鉢やフードプロセッサーで粉状にすればOK。カオクアの香ばしさとハーブの爽やかな香りに、ピリッと効いた唐辛子が後をひく。常夏の国が育んだスパイシーな味わいに、思わずハマってしまうはず。

材料(1~2人分)

豚ひき肉*…120g 豚レバースライス*…30g エシャロット…50g
ミントの葉、青ネギ、パクチー…各10g ラード…45g
コブミカンの葉または柚子の葉…5g
ポークスープまたはお好みのスープや出汁…60g

*豚ひき肉・レバーは大豆ミートでも代用可

[A]
ナンプラー…15g ライムの絞り汁…30g チリパウダー…5g カオクア(炒りもち米粉)…12g

作り方

20-30min

  1. エシャロット、青ネギは小口切りに、パクチーとコブミカンの葉を細い千切りにする。ミントの葉は手でちぎる。
  2. 中火で熱したフライパンにラードを入れ、豚ひき肉を約3分間炒める。
  3. (2)にスープを加えて混ぜた後、レバーを加えて約1分間炒めて火を止める。
  4. (3)をフライパンから器やボウルに移し、調味料[A]を入れ、よく混ぜ合わせる。その後(1)をすべて加えて混ぜる。

より本格的にするには、揚げた唐辛子や生唐辛子、ミントの葉(分量外)などを添えて。本場の味が完成!

Nutthida Palasakヌッティダー・パラサックChef

タイ東北部のイーサン地方出身。ファッションデザイナーのキャリアを経て、シェフへ転身。従来のイメージを刷新するモダンなイメージのイーサン料理ダイニングが、バンコクで大人気に。愛称は“Ms.Eve”。

Zao Ekkamai

1155 Soi Pridibanomyong 25, Bangkok, 10110

タイ料理の中でも、スパイシーな味わいで知られるイーサン料理を提供する一軒家レストラン。ラープをはじめとするエネルギッシュな郷土料理はもちろん、アンティーク家具を使った心地よい空間に魅了される人も多数。隣のトンローエリアにある姉妹店「Zao Larb」も人気。

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