Taste of
the Town

ローカル自慢の家庭料理を頬張れば、その街の文化が味わえる。
ユニクロのある都市から、手軽なご当地レシピをお届け。

Episode 05:

Carbonara

Country:
  • Italy
  • Roma

ローマの郷土料理、カルボナーラの決め手はグアンチャーレ。豚の頬肉を塩漬けにして2〜3週間熟成させたもので、ベーコンよりもぐんとコクが出る。今回はローマで人気のトラットリア「サント・パラート」のシェフ、サラ・チコリーニさんにお店のシグニチャー、カルボナーラの作り方を聞いてみよう。パスタはリガトーニというショートタイプ、もしくはよりショートなメッツェマニケがクラシック。周囲に溝=“リーガ”があり、ソースがよく絡む。お湯はパスタ100グラムに対して1リットル、塩はたっぷりひとつまみが目安だ。グアンチャーレを炒めた時に出てきた脂もソースの仕上げに使う。その分、お肉の脂はペーパータオルで拭き取っておくのがポイント。ソースを作る際、じっくり低温の湯煎で混ぜることで、卵がクリーミーに。

Ingredients (Serves 1)材料(1人分)

グアンチャーレ…100g

卵黄…2個分

卵白…1個分

ペコリーノ・ロマーノチーズ…50〜60g

パスタ リガトーニ(ロングパスタでも代用可)…100g

黒胡椒…適量

塩…適量

Ingredients (Serves 1)材料(1人分)

グアンチャーレ…100g

卵黄…2個分

卵白…1個分

ペコリーノ・ロマーノチーズ…50〜60g

パスタ リガトーニ(ロングパスタでも代用可)…100g

黒胡椒…適量

塩…適量

Instructions作り方

20min

  1. 大きな鍋に水を入れ、塩を加えて沸騰させる。
  2. フライパンを中火にかけ、皮の部分を剥ぎ角切りにしたグアンチャーレをカリカリになるまで転がしながら10〜15分ほど炒める。この時の脂は別皿にとっておく。
  3. ボウルに卵黄と卵白を入れ、グアンチャーレの脂の一部とすりおろしたペコリーノチーズを加え、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
  4. パスタを茹で、本来の茹で時間の2分前に取り出す。茹で汁はそのまま鍋に。
  5. 大きな鍋に残りのグアンチャーレの脂を入れて火をつけ、パスタと茹で汁(カップ半分ほど)を加え、3分間かき混ぜる。
  6. 火を止め、3を鍋に入れ再び混ぜ、できるだけクリーミーにする。必要に応じて茹で汁も加える。
  7. パスタを皿に盛り付け、2を加え、 仕上げにペコリーノチーズ(分量外)と黒胡椒をかける。

Sarah Cicoliniサラ・チコリーニChef

ローマの1つ星レストランで経験を積んだ後、29歳で開業。余暇にはスポーツ、デザイン、アート、ファッションを楽しみ、それらが彼女のカラフルでパワフルな料理のインスピレーションにもなっている。

Santo Palato

Piazza Tarquinia, 4 A/B, 00183 Roma

ユニクロ、ローマ店のある中心部から南東に3kmほど、サン・ジョヴァンニ地区にある人気トラットリア。郷土パスタや内臓料理など、昔ながらのメニューも含め、ローマの伝統料理を提供する。レトロモダンなインテリアは、アンティーク家具で揃えられ、カラフルで温かく心地よい空間。

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