UNIQLO
and Our Town

vol.07Thailand [Bangkok]

ユニクロと私たちの街。今回は、タイのユニクロ第一号店がリニューアルしたバンコク。新旧の魅力が入り混じるエリアを巡る。

SWIPE

地下鉄・高架鉄道(MRT)の路線拡大も進み、街中の移動がさらに便利になったバンコク。大通りに溢れるバイクの群れなどエネルギッシュな光景で知られるが、発展の礎となったのは、市街を南北に縦断する大河・チャオプラヤ川だ。そんな川の東側、タイ最古のメインストリートであるチャルンクルン通り近隣の旧市

街が、今新たな進化を遂げている。何世代も続く老舗食堂から、最新のタイデザインを学べるスポット、屋台に着想を得たモダンなレストランまで、歴史の趣と新しい感性が入り混じる通りを気ままに歩いてみよう。

UNIQLO CentralWorld

バンコク中心地、高架鉄道(BTS)チットロム駅とサイアム駅至近の商業施設「セントラルワールド」にあるタイ第一号店が’23年9月にリニューアルし、3,000㎡以上の広さと国内最上級の充実度を誇る大型店舗に。タイ出身アーティストとの限定コラボレーションTシャツを展開し、リペアや刺繍サービスを行う「RE.UNIQLO STUDIO」も新設。旧市街のサパーン・タークシン駅へはBTSで30分ほど。

*コラボレーションTシャツは2024年4月までの展開予定

4,4/1-2,4/4 Central World Plaza, 3rd Floor, Room No.D301/1, C319/1, C319, Rajdamri Road, Pathumwan, Pathumwan

column1Oasis in the City,
Benchakitti Park.

都市のオアシス、ベンジャキティ公園

Ratchadaphisek Rd, Khlong Toei

広大な敷地に、熱帯ならではの植物がダイナミックに生い茂る公園。以前タバコ工場が所有していた土地が、バンコクの都市計画で公園へと生まれ変わり、人々の憩いの場所として愛されてきた。’22年には約50ヘクタールにまで総面積を拡張し、雨季には雨水を貯め、乾季に放水するというエコロジカルな新エリアも話題に。なかでも、地域固有の自然環境を再現した沼地を望む約1.6kmの遊歩道“スカイウォーク”は人気のスポット。日没後にライトアップされた道を歩きながら虫の声に耳を澄ませば、街の賑わいとはひと味違うこの地の魅力を発見できるはず。早朝5時頃から夜9時まで、入場無料で出入りできるので、気軽に訪れてバンコクならではの自然環境に触れてみては。

Spending a Day in the Old City Riverside Area川沿いの旧市街エリア1 Dayプラン

Joke PrinceEatery

旧市街の散歩は、タイ人の朝食の定番であるお粥屋さんからスタート。創業90年以上、中国系の家族が3世代にわたり引き継いできた老舗の名店。豚ベースのスープで3時間以上煮込み、米の粒がとろとろに溶けた優しい味わいを求めて、朝6時の開店から地元の人や観光客の行列が絶えない。豚ミンチボールと生姜、ネギのシンプルなお粥(45バーツ)や、豚のモツ、ピータン、卵入りのボリュームのあるお粥(75バーツ)などメニューは8種類。揚げパンのトッピングも可能。

1391 Charoenkrung Road,
Silom, Bangrak

Thailand Creative &
Design Center (TCDC Bangkok)Public Facilities

バンコク発信のデザインに触れるなら、タイ国立のデザイン&アート複合施設を覗いてみよう。歴史的建造物である旧バンコク郵便局ビルの片隅にあるモダンな黒いゲートから入ると、デザイン書籍やファッション写真集の充実したライブラリーや、雑誌が揃うカフェが。内装はバンコク拠点のデザインスタジオ「Department of Architecture」が手掛け、吹き抜けのデスクスペースには、集まって課題に取り組むアート系学生の姿も。ビジター入館料は1日100バーツ。

The Grand Postal Building, 1160 Charoenkrung Road, Bangrak

New Heng KeeEatery

中国系タイ人の家族経営店が多いのもこの地域の特徴で、このタイ中華食堂は3代目。創業当時の白黒の床タイルや黄色の壁が雰囲気満点。おすすめはタイ料理の定番“ガパオ”を、ライスではなく中華麺の“バーミー”と合わせたオリジナルメニュー“バーミーガパオムーサップ”(140バーツ)。「いつでも来てほしいから年中無休」というシェフの思いに応えて、滞在中に何度も寄りたくなる食堂だ。

1079 Charoenkrung road, Si Phraya Road, Bangrak

30_6 Selected StoreDesign & Lifestyle

倉庫を改装した建物に小さなギャラリーやお店が集まる“Warehouse”内のセレクトショップ。オーナーの友人のブランドを扱う店として2019年にオープン以来口コミで注目を集め、今ではタイ国内のプロダクトを中心に約200ブランドを取り扱う。民芸品やお香、古着などオールジャンルの商品が所狭しと並ぶ店内で、宝探し気分でお気に入りを探すのも楽しい。竹素材のカラフルな団扇や、タイならではのアイテムである嗅ぎ薬“ヤードム”(写真左下)はお土産にもぴったり。

Warehouse 30, Unit 6, Soi Charoen Krung 30, Bangrak

Araksa Tea RoomTeahouse

バンコク以外の地方都市にも興味あり? そんな人におすすめなのが、タイ北部の古都チェンマイ発のティールーム。山岳地帯にある自社茶畑で生産する人気オーガニックティーブランドが、’23年にオープンしたバンコク第一号店。手摘みされた白茶、紅茶、緑茶のほか、鮮やかな青色のバタフライピーティー、レモングラスティー、淡いピンク色のトーチジンジャーフラワーティーなどがラインナップ。迷ったら、缶やパックで買える茶葉もあるので、家での楽しみに。週末限定で、東洋と西洋折衷のスイーツと供されるタイ風アフタヌーンティーもスタートした。

12 Soi Charoenkrung 38, Charoenkrung Road, Bangrak

SamlorRestaurant

ストリートフードの要素を取り入れたカジュアルレストランのシグネチャーは、サムロータイオムレツ(380バーツ)。卵白を泡立ててから黄身とミックスし、揚げ焼きに。クリスピーな表面をナイフで割ると、半熟卵がとろり。自家製チリソースとの相性も抜群だ。定番料理、牛肉のバジル炒め・ガパオヌア(420バーツ)も、低温調理したタイ東北産牛の旨みが詰まったSamlor流だ。素朴ながら手間のかかった上質な味を逃したくないなら、予約がベター。新感覚のタイの味で、驚きに満ちたディナーを。

1076 Charoenkrung Road, Bangrak

Baan2459 Heritage Boutique HotelHotel

1916年頃に建てられた個人邸宅をリノベーションし、2017年に開業したゲストルーム4部屋のブティックホテル。当時流行したポルトガル風、マレー風、中国風の建築様式がシームレスに融合し、その歴史的ルーツが表れている。アンティークの木製家具やタイルを基調としたオリエンタルなしつらえだ。旧市街の観光スポットや中華街も徒歩圏内ながら、一本路地裏に入ることで喧騒から離れ、静かな休息時間を過ごせる。なかでも、お寺を望むロビーでの朝食は格別。ルームレートは3,600〜4,800バーツ。

98 Phat Sai Road, Samphanthawong, Bangkok

column1Oasis in the City,
Benchakitti Park.

都市のオアシス、ベンジャキティ公園

Ratchadaphisek Rd, Khlong Toei

広大な敷地に、熱帯ならではの植物がダイナミックに生い茂る公園。以前タバコ工場が所有していた土地が、バンコクの都市計画で公園へと生まれ変わり、人々の憩いの場所として愛されてきた。’22年には約50ヘクタールにまで総面積を拡張し、雨季には雨水を貯め、乾季に放水するというエコロジカルな新エリアも話題に。なかでも、地域固有の自然環境を再現した沼地を望む約1.6kmの遊歩道“スカイウォーク”は人気のスポット。日没後にライトアップされた道を歩きながら虫の声に耳を澄ませば、街の賑わいとはひと味違うこの地の魅力を発見できるはず。早朝5時頃から夜9時まで、入場無料で出入りできるので、気軽に訪れてバンコクならではの自然環境に触れてみては。

New Heng KeeEatery

中国系タイ人の家族経営店が多いのもこの地域の特徴で、このタイ中華食堂は3代目。創業当時の白黒の床タイルや黄色の壁が雰囲気満点。おすすめはタイ料理の定番“ガパオ”を、ライスではなく中華麺の“バーミー”と合わせたオリジナルメニュー“バーミーガパオムーサップ”(140バーツ)。「いつでも来てほしいから年中無休」というシェフの思いに応えて、滞在中に何度も寄りたくなる食堂だ。

1079 Charoenkrung road, Si Phraya Road, Bangrak

SamlorRestaurant

ストリートフードの要素を取り入れたカジュアルレストランのシグネチャーは、サムロータイオムレツ(380バーツ)。卵白を泡立ててから黄身とミックスし、揚げ焼きに。クリスピーな表面をナイフで割ると、半熟卵がとろり。自家製チリソースとの相性も抜群だ。定番料理、牛肉のバジル炒め・ガパオヌア(420バーツ)も、低温調理したタイ東北産牛の旨みが詰まったSamlor流だ。素朴ながら手間のかかった上質な味を逃したくないなら、予約がベター。新感覚のタイの味で、驚きに満ちたディナーを。

1076 Charoenkrung Road, Bangrak

column2Taking Bangkok Home!

バンコクのお土産

  1. 1. タイ産カカオのチョコレート

    小規模で高品質な生産で知られるタイカカオ。プロンポン地区のお店「Shabar Chocolate」は、こだわりの国産チョコレートを扱う。パッケージデザインもおしゃれ。各195バーツ

  2. 2. 木製の象の置物

    タイの人々の生活との関わりが深く、身近な存在として愛されている象。市場や、トンロー地区の雑貨屋「Chico」などで購入可能。150バーツ

  3. 3. タイ語デザインのプレート

    タイ語でバンコクを表す「クルンテープ・マハナコーン」のロゴ雑貨が人気のお店「The Only Market Bangkok」のセラミックプレート。セントラルワールドのお店などで購入可。写真右・1,390バーツ、写真左・990バーツ

  4. *価格情報は2023年11月時点のものになります。

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本ページに記載の価格は、2月9日時点での消費税込みの価格です。
価格は変更になる可能性がございます。

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